フレイルを予防するには、運動、食事、社会参加が出来ているかのチェックをしよう

2017年10月21日放送のチョイス
今回は寝たきりを防ぐ
フレイル対策についての特集です

87歳の男性、65歳で定年退職、今では
ウォーキングが日課です。

1日に1万歩以上は歩くようです
身体も柔らかい、同年代の人は
一緒に歩くことを嫌がるんだとか。

一番の趣味は40年以上続けているテニス
ある日奥さんに誘われて
フレイルチェックに参加したのです。

ふくらはぎの太さを指で測ったり
椅子から片足で立ち上がれるか？
たを連続して言えるかのチェックをした。

自身を持って男性は参加したのですが・・・
現実は厳しい・・・どれも基準値以下
だったのです。

思い返してみると、ウォーキング以外
出歩く機会はめっきり減ったそうです。

趣味のテニスも仲間が相次いで他界
知らない人とのつながりも
億劫となりテニスを楽しめなくなった。

そして食事も1日に2食程度に減り
そして量も減っているとのこと。

男性はなぜ数値の基準値以下だったのか？
それはフレイルが関係している
フレイルというのは虚弱という意味がある。

男性はちょうどこのフレイルという状態に
なりつつある、という事です。

身体機能や運動機能だけではなく
心や社会性も衰えてくる
寝たきりや要介護の入り口と考えられている。

しかし、フレイルの段階なら
健康な状態に戻る事が出来る

フレイルのチェック方法
大きく分けて3つの事をチェックする
・運動
・食事
・社会参加

まずは運動から
・指輪っか
親指と人差し指で円を作り、利き足では
無い方の足のふくらはぎの一番太い
部分を掴みます、ふくらはぎの筋肉量を
調べるために行います、輪っかがスッカスカ
という状態が悪いとのこと。

・片脚立ち上がり
足腰の力強さを調べます、高さ40㎝の椅子から
反動を使わずに片足だけで立ち上がれるかを
調べます、立ち上がったら3秒キープする。

・ペットボトルのふた
握力を調べるものです、弱いと
開けられないことも。

・青信号で渡り切る渡り切れない人も中にはいます。

これらの事を調べていきます

先程の男性はどういうチョイスをしたのか？
それは筋トレをすること、まずはスクワットを
行うようになりました、フレイルチェックで
片足立ちが出来るように挽回するのが
目標だそうです。

続いて83歳の女性、2年前のフレイルチェックで
ふくらはぎの筋肉が落ちている事がわかった。

そんな女性のチョイスは
何かのついでに筋トレをしているそうです。

例えばゴミ出しをした後、ついでに
散歩をして帰る、という事をしています。

その他にも、ラジオ体操やストレッチ
スクワットなどのトレーニングもしています
2年続けた結果、ふくらはぎもいい状態に
なっていきました
大事なことは筋肉の維持、という事です。

チェック項目は
・肉や魚、大豆料理、乳製品を食べているか？
・噛む筋力が衰えていないか？
・たやかを連続で言えるか？
・誰かと一緒に食事をしているか？というものがあります。

先程の女性、筋トレ以外にも食事にも
気を付けるようになりました。

朝食は魚料理にヨーグルト、昼食は肉料理
タンパク質を取る事を意識したのです
筋肉を増やすのに不可欠な事。

2年前は体重40㎏だったが、現在は45㎏に
タンパク質を取り、運動をする事で
筋肉が増加していったのです。

硬いものも食べますし、そして唾液腺を
マッサージして唾液を分泌するように
促したりしています。

というのも高齢者の
BMIと総死亡率の関係というのがあり
BMIが低い値、つまり痩せている人は
BMIが高い値を示している人よりも
総死亡率が高いという結果が出ている。

日本人のBMIの標準値は22と言われています
現状の体重を減らさないように
維持することが重要です。

タタタタ、と連続でいうチェック法
これは何をみているのかというと
舌の動きをみているのです
舌の機能が衰えてくると、食べ物が
食べづらくなるためです
全身の筋肉量も少ないという事も
わかるんだとか。

舌の機能を向上させるには、この
タを連続で言ったり、早口言葉
歌う、よくしゃべる、という事を
行っていけば向上させることが出来る。

更に唾液の分泌が衰えてくると
食べ物の飲み込みが悪くなったりします
なので唾液腺のマッサージは
意識して行いましょう。

先程の女性は、社会参加も行っている
何かというとウォーキングのついでに
ご近所さんのお家へ、お友達の所ですね。

そこで他愛もない話をしたりして
お知り合いから貰い物をしたり
それをご近所さんにおすそ分けしたり
等という事をしている、つながりですね。

でもこれはとても大切な事で
仮にお友達の誰かを最近見かけない
という事があったら、すぐにお家に
駆けつけて様子をうかがうという事も
出来ますからね、近年孤独死も
増えてきていますから。

チョイスかわら版