チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

貧血の原因や治療のチョイス

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2018年6月16日放送のチョイス
今回は貧血の特集です
貧血には様々な病気が隠れている
という場合があります。


目次

鉄が不足して貧血になる

52歳女性、40年以上めまいやだるさに
悩まされてきました
倒れたりしたこともあったそうです。


しかし5年前、健康診断を受けると
貧血で要治療という診断結果でした
女性の場合、鉄欠乏性貧血だった。


血液は骨の中にある骨髄で作られる
体の中で血液を運ぶのはヘモグロビン
これは鉄を材料として作られる


では鉄が減ってくるとどうなるか?
当然ヘモグロビンの量も少なくなり
血液を運ぶのにも時間がかかる


そのせいで疲れやすい、息切れ
めまいなどといった症状が現れる
これが鉄欠乏性貧血。


女性が鉄欠乏性貧血になったのは
異常な貧血があるのではないか?
そこでわかったのが過多月経
つまり出血量が多かったという事。


月経で失う血液が多くその分鉄も
出ていく、なので食事で補っても
全然足りない状況でした。


そこで女性が行ったチョイスは
鉄材の服用、これで症状が大幅に
改善していき今では長時間の
立ち仕事も出来るようになりました。


貧血の詳しい話を
東京医科大学の大屋敷一馬先生が
教えてくれます。


貧血というのは体の中の酸素が
たりない状態です。


過多月経での鉄欠乏性貧血は
女性の5人に1人が患っていると
言われております。


貧血の症状ですが
・疲れやすい
・息切れ
・めまい
・動悸
・頻脈
・耳鳴り
・顔色が悪い
・頭痛

等があります。


貧血が長期間続いてしまうと
・スプーンネイル
・氷をかじりたくなる

という鉄欠乏性貧血特有の症状が出てくる
なぜ起きるかというのはわかってない。


また貧血が徐々に進行すると
症状が出にくいという事もある。


貧血を調べる際、血液検査の
項目が大切になります
画像の数値は基準値です。
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ヘモグロビンの数値は
男性が13未満、女性が12未満だと
貧血の疑いがある。


そして赤血球数とヘマトクリット
調べていき、総合的に見て
貧血かどうかを判断する。


食べ物から吸収された鉄分は
血管の中を運ばれていく
この運ばれている途中の鉄を血清鉄という


血清鉄は骨髄へ運ばれヘモグロビンを
作るために使われます
余った血清鉄はフェリチンと結合し
肝臓などに貯蔵します。


血液中のヘモグロビンが減っていくと
肝臓などから鉄が放出され
骨髄へいきヘモグロビンが作られる。


隠れ貧血というものもあり
ヘモグロビンの値が正常でも
血清鉄やフェリチンの値が低いという状態


鉄材を飲むと1ヶ月~2ヶ月で正常値へと
戻っていくのですが、貧血になった人は
鉄の貯蔵分も減っているので
症状が改善されたとしても3ヶ月程度は
鉄材を飲み続ける必要がある。


鉄材の副作用は
・気分が悪くなる
・下痢
・胃痛

等があります。


副作用が出たら胃薬を併用したり
鉄材の種類を変えたり
夜寝る前に飲んだりする。


貧血予防にはやはり食事で補給を
する事が大切です、豚レバーや牛もも肉
ほうれん草や大根の葉、小松菜
あさりや牡蠣、米味噌、納豆
木綿豆腐
などに多く含まれている。


ビタミンCの食材と一緒に食べると
鉄の吸収率が上がります


レバーや肉などに含まれているヘム鉄は
吸収されやすい、一方で野菜は非ヘム鉄が
多く吸収されにくい。


ビタミンCはこの非ヘム鉄の吸収を
助ける働きがあるのです。


貧血を引き起こした病気とは?

75歳の男性、異変が起きたのは2年前
旅行中にトイレに行ったら出血で
便器が赤くなった、大変だと思い
旅行から帰るとすぐに病院へ行くと
ヘモグロビンの数値は8.7でした
貧血と診断され輸血をする事に。


そして便を排出する際に出血したので
大腸の検査を受ける事に
そこでわかったのが
『憩室出血』


憩室というのは大腸の一部が壁に
飛び出し袋状になったもの
高齢になると筋力が弱まり
できやすくなるといいます。


男性の場合、憩室から出血していた
この原因は便秘だったのです
便を出そうと力む事で腸管に
力が加わり出血の原因になる。


男性は入院し出血を止める処置を受けた
大腸に内視鏡を入れてクリップで
憩室の出血を止める事にしました


1週間ほどでばねが緩み便と一緒に
排出されます、そして鉄材と便秘薬を
服用して鉄や腸の状態を改善していった
すると2年後にはヘモグロビンの値は
正常値に戻りました。


憩室出血の他にも
貧血の原因となる病気はあります
胃潰瘍
胃がん
・大腸がん
・大腸ポリープ

となっています。


出血以外の貧血の原因とは?

62歳女性、4年前鉄欠乏性貧血と
診断されました。


家事をするだけでも疲れてしまい
横になる事も多くなった
女性の貧血は意外なところにあった
それは胃がんの手術が関係している。


胃がんの手術の際、胃を全て摘出した
それがどうして貧血と関係あるのか?


食べ物に含まれる鉄分は胃から分泌
される胃酸によって吸収されやすい
形に変えられます。


しかし胃を摘出してしまうと
胃酸が分泌されないで鉄を吸収
されやすい状態にならなくなり
鉄不足となっていく。


さらに胃酸がされないと赤血球
作る材料のビタミンB12
吸収されにくくなってしまう。


女性は鉄材とビタミンB12の注射を
うつことで症状は改善されました。


胃を取っていない状態でも
この場合のような貧血は起こる事がある
悪性貧血というのですが、萎縮性胃炎等で
胃の粘膜が荒れてしまいビタミンB12
十分に吸収できないために起こる。


また、葉酸が不足すると貧血に
なる可能性があるという、葉酸
赤血球を作る材料の一つ
ただ胃がなくても葉酸は吸収されます。


葉酸不足が原因の貧血は
極端な偏食や大量飲酒等からくる。


赤血球が作られないために起きる貧血

75歳の女性、15年前貧血と診断された
最初に気が付いたのは、日課
ウォーキングをしていた時、足がつった。


さらにこの頃から体が冷たくなっていた
何処触っても冷たかったそうです。


半年後に更に異変が起きた
自宅へ帰ろうとすると突然体が
動かなくなりました、翌日病院へ行くと
すぐに輸血をしないといけない状況だった


検査をした結果、赤芽球ろうでした
血液を作る機能の異常です。


通常骨髄の中では造血幹細胞から
血液が次々と作られている
しかし赤芽球ろうになると
外敵から身を守る免疫細胞が
何らかの原因で暴走し造血幹細胞を
攻撃し赤血球を作れなくなるのです。


女性がチョイスしたのは免疫抑制剤
服用する事でした、これで女性は
ヘモグロビンの数値を
安定させることができました
日課のウォーキングも再開する
事が出来ました。


赤芽球ろうのような赤血球
作られなくなる病気は他にもあり
再生不良性貧血
・慢性腎臓病
白血病

などです。