チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

脊柱管狭窄症の症状や治療、日常生活で気を付ける事とは?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2018年3月3日放送のチョイス
今回は脊柱管狭窄症についての特集
どんな症状があり、治療法は
どうなっているのでしょうか?


目次

脊柱管狭窄症って?

脊柱管というのはこの位置にある
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何らかの理由でここが狭くなる事を
脊柱管狭窄症といいます。


脊柱管が狭くなるとどうなるのか?
78歳の女性、脊柱管狭窄症を
患っています。


15年前から腰の左側に痛みを感じるように
1ヶ月ほどすると歩いていると
左側のお尻や足先にまで痛みが・・・


さらに痛みが徐々に強くなり
やがて立っていられなくなるほどに
ついに台所に立つ気力もなくなり
1日中寝て過ごすようになり
精神的にも追い込まれてしまった。

1年後、整形外科を受診
診断の結果は
『腰部脊柱管狭窄症』


女性の場合、靭帯が膨らんで
神経を圧迫していました
女性が痛みをとるためにした
チョイスは、痛み止めの薬を飲む事。


神経障害性疼痛治療薬を服用し
半年で症状が楽になっていった
現在ではほとんど痛みがなくなり
庭仕事をするまでに回復。


ここからは
福島県立医科大学の加藤欽志先生に
話を伺っていきます。


脊柱管狭窄症は神経が圧迫されることで
痛みやしびれが出てきて、歩けなく
なっていく、そうなっていくことで
足の力が弱くなり運動機能が低下
そして寝たきりになる事もある。


女性の場合は神経の根元の部分が
圧迫されていた、これは神経根型の
脊柱管狭窄症で全体の6割を占める
という。


特徴は、痛み痺れ脱力感が
体の片側に出てくる。


腰部脊柱管狭窄症でも腰が痛くなる
という事が必ず起こる
というわけではなく、脚の動きが
悪くなってくるという事が
主に症状としてある。


間欠跛行といい、歩くと脚が痛くて
歩けなくなりしばらく休むと再び
歩けるようになるという状態が起こる。


腰以外にも首でも狭窄が起こる事もある
この場合は腕が痺れる
という事が起こってくる。


どうして狭窄が起こるのか?

原因は主に3つあります

1 靭帯が膨らむ
骨と骨をつないでいるじん帯が
加齢で厚くなり神経を圧迫する

2 椎間板が膨らむ
椎間板も大きくなりこれも神経を
圧迫していく

3 骨の変形
背骨の関節部分が変形をし
これが神経にあたり圧迫をする


これらの原因が同時に起こる事もある
原因のほとんどが加齢です。


骨粗しょう症の人は油断が出来ない
圧迫骨折を起こしてしまうと
骨が変形する事で狭窄の原因になる事も。


治療の基本は薬となります
こういった薬がある
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症状の強さや持病があるか無いか
患者さんの状況によって
薬は使い分けられているそうです。


もう1つのタイプの脊柱管狭窄症

78歳男性、身体に違和感を
覚えたのが7年前、腰から両脚全体に
痺れと痛みが襲ってきて
少し休むと治まるのだが
再び歩きだすと痺れと痛みが出てくる。


次第に立つだけでも痛みを
感じるようになっていった。


2か月後に福島県立医科大学
診断の結果
『馬尾型の脊柱管狭窄症』
が見つかりました。


神経は脳から腰まで束となり
脊柱管の中を通っている
腰のあたりから下を馬尾神経といい
ここが何らかの理由で圧迫されると
その先に繋がっている神経全体が
影響を受け、痺れや痛みなどの症状が出る。


馬尾型の脊柱管狭窄症は単に
痛みやしびれだけの問題ではなく
・おしっこが出にくい、漏れてしまう
・便秘になってしまう
・脚のマヒや力が入りにくい

等の問題が出てくることもある。


そこで男性がチョイスしたのは手術
馬尾神経への圧迫を解く除圧術
というものです。


背骨の一部を切除し
圧迫の原因となっているものを
取り除き圧迫から解放するのです。


馬尾型の脊柱管狭窄症は
痺れが特に強いようで
歩いていると、足に皮が一枚
ついている感覚や、砂利の上を
裸足で歩いている感覚があるという。


馬尾型であっても最初は
投薬治療から始めますが
排便や排尿が出てきたら手術を
選択することがあります。


手術をする際、例えばじん帯を
削る場合、あくまで骨に影響が出ない
範囲で削るのですが
削る範囲が大きい場合は、金具を
使用して補強をする事もある。


入院期間の目安ですが
切開手術 2~3週間
内視鏡 4日~1週間

となっている。


症状を和らげるための生活の工夫

日常生活にも工夫が必要で
積極的に取り入れてほしいものがある
それはなにかというと、前にかがむ事。


こうする事で神経の圧迫が
少しではあるが和らぐためです。


立ち仕事をする場合
5~10㎝の台に片足を乗せて
身体の重心を前にする
これによって体が少し丸まります
20~30分ごとに脚を変えましょう。


座る時も台はお勧めで片足だけ
台の上に乗せて座る
上記と同様の時間で脚を変える。


寝る姿勢も横向きの場合は
ひざを曲げて体を少し丸めると
腰への圧迫が軽減される。


仰向けで寝る場合は、この姿勢自体
脊柱管狭窄症の人はとれないといいます
この場合はひざの下に枕を入れると良い。


高齢者の場合は
シルバーカーがおススメ
自然と前かがみになりますからね


ない場合は杖を用意、手をおろした時
手首位の高さになるものを用意し
杖を突く位置は足の小指から15㎝外側
15㎝前をつくようにする
痛い脚の逆側に持つようにしよう。