チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

網膜の病気は意外と多くある

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2017年4月22日放送のチョイス、今回は先週に
続いて目の特集、網膜の病気について徹底対策


目次

網膜の病気ってこれだけあるの!?

これだけあるんですね、知りませんでした
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50歳の女性、目に異変が起きたのは去年の事
テニスをしていた時に、目の中に墨汁をこぼして
わっと広がったような症状に・・・・


その時思い出したことがあり、それは20年前に
眼科へ行ったときに医師から言われた一言
『近視がとても強くて網膜が薄いから気を付けてね』
と言われたのです。


この墨汁の症状は2日位で治ったのですが、それから10日後
視界の下の部分が見えなくなったりした
まずいな・・と思い病院へ。


眼底検査やOCT検査を受けた結果、網膜剥離がわかった
網膜は目のフィルムの役割がある部分、これが
目の上部からはがれていく疾患です。


女性の場合は硝子体の変化が起こっていた
それによって網膜が何らかの理由で硝子体と
癒着していた網膜の一部分が、裂けて剝がれていき
網膜の奥の方に硝子体が入り込み更にはがしていった


墨汁のようなものというのは、一時的な出血だった
その量が少なかったから、一時的に症状がよくなった
このように考えられています。


網膜剥離の前段階が、網膜裂孔というもの
症状として、飛蚊症や光視症がある
光視症というのは、網膜が引っ張られ暗い場所でも
光を感じるというものです。


飛蚊症というのは治療の必要がないものが多いが
中には、網膜が避けたり剥がれたりしたことが
原因の飛蚊症は治療の必要がある。


網膜剥離は子どもの頃からゆっくりと進行
していくようです、幼い時から
始まっているんですね・・・


加齢以外での網膜剥離の原因としては
・外傷
・アトピー性皮膚炎

があります。


急激な進行もありえる、黄斑円孔とは?

70歳の男性、目の見え方に違和感を持ったのは1年前
遠くを見ているとぼやけていく、かすむという症状


メガネが合わなくなったかな、と思ったが
次々と目の異常が・・・
最初の異常から3週間ほどたったら、まっすぐな
物が歪んで見えたり、ガードレールが分断して見えたり
だけど男性は単なる老化と考えていた。


その後とうとう視界の中心が黒くなり本が読めなくなった
ようやく病院へ行き、診断の結果黄斑円孔というもの。


網膜の中心にある黄斑が、硝子体と癒着しているので
硝子体に異常が起き、引っ張られてしまうと
黄斑も同様に引っ張られてしまう、黄斑には亀裂ができ
やがて穴が開いてしまいます、その結果視野が欠ける。


1m、2m先の視界が見えにくくなっていたのです
書類に氏名を書いたりする時も見えづらく全くかけない
黄斑がこんな風になってしまう
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こうなってしまうと変視症という、網膜の変形により
視界が歪む疾患が起こる、人の顔の真ん中が黒くなり
その周辺が歪んで見えるというもの。


網膜剥離と黄斑円孔の治療法は同じ?

硝子体手術を行いました、ガスの力を使って
剥がれた網膜を元に戻すという手術法です。


硝子体とくっついた網膜は慎重にはがしていきます
はがし終わったら、硝子体に引っ張られることはないので
そこからガスを注入していく。


ガスは上へと上がっていくので、網膜にピタッと
貼りついた状態となります。


2人とも硝子体手術を受けた結果
視界がかなり見えやすくなったとのこと
手術費用は3割負担で12万円から17万円
高額療養費制度の対象です。


硝子体手術以外にも強膜バックリングといい
眼球をシリコンスポンジを使い押すことで
硝子体が引っ張る力を弱め、網膜を元に戻していく
1週間程度の入院が必要となる
硝子体の変化の少ない若い患者に行われることが多い
黄斑円孔は硝子体手術をしないといけない。


網膜剥離の初期や網膜裂孔に行われるのがレーザー治療
レーザーで網膜の裂け目の周囲を焼き
網膜をはがれにくくする、治療時間は20分から30分
日帰り治療も可能です。


黄斑上膜は癒着した硝子体の一部が黄斑に残り
それを基に膜ができ黄斑が変形してしまう病気
物が歪んで見えたり、視力が低下する
症状がゆっくりなので、初期の場合は経過観察
進行した場合は膜を取り除く手術をします。


網膜の血管の病気、網膜静脈閉塞症

63歳の女性、見えにくさを感じたのはテレビの上に
ある時計を見た時、時計の上の部分が白くなっていた
すぐに片目ずつ見え方を確認したら、左目の視野に
欠けがあることがわかったのです。


驚いて病院へ行ったら、網膜静脈閉塞症だった
網膜の血管が詰まり発症した。


なぜ詰まったのかというと、網膜の中は血管が
張り巡らされています、動脈硬化が起こると
動脈が厚くなる、動脈と静脈の交差するところが
厚くなると静脈を圧迫してしまい詰まらせる。


静脈内の圧力が上昇して、やがて血管から
血液や水分が静脈から出てきて
出血やむくみとなってしまう、そして視力の低下
視野の欠けや歪みが生じる。


女性はコレステロール値が高かったのもあり
このような症状が出たとされている、このまま放置
していると失明の可能性もあった。


治療は抗VEGF薬での治療、加齢黄斑変性と同じですね
抗VEGF薬は、血管から水分を漏れ出るのを
おさえる作用があるため、この治療が選択される
何度か注射を打ったことで見え方は回復してきました。


加齢黄斑変性と比べて、治療の回数は少なくて済む
それ以外にも、食生活にも気を付ける必要がある
コレステロール値を上げないようにする工夫ですね。


最後に糖尿病網膜症、血糖値が高くなって
網膜の血管を傷める疾患
日本人の失明原因の第2位がこの病気です。


定期的に目の状態を見ていき適切な治療を
していく事で、失明を遅らせることができる
治療の方法も段階ごとに変わる
初期段階は、血糖値のコントロール
症状が進んだらレーザー治療
さらに進んだら、硝子体手術
という段階です。