チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

膀胱炎の新常識、命の危険がある頻尿!?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2016年2月13日放送のチョイス、今回は膀胱炎の新常識。
街で話を聞くと、女性に関しては
2人に1人は膀胱炎になると言われています。
とても身近な病気だと思った方がいいですね。

 目次

 

 

命に関わる頻尿とは?

25歳女性、膀胱炎が原因で怖い思いをしました。
去年の11月の事、頻尿となり排尿をすると
痛みが走りました、膀胱炎を発症したのです。

  

しかしこの時、余り気に留める事がありませんでした。
それは一度膀胱炎を経験していたから。

  

そしてネットで簡単な治療法を調べ、水だけを
たくさん飲めば治るというのをみつけ、実行すると
4日くらいで治ったそうです。
なので今回も水をたくさん飲む方法を選びました。

  

でもどうして水をたくさん飲むと治るのか?
それは膀胱炎の原因にあります、大腸菌が原因なのです。

  

人間の体の構造上、特に女性には尿道と肛門が近いので
大腸菌が尿道まで移動してしまう事があるのです。
膀胱に入りこんだら、粘膜を攻撃して炎症を起こす
これが膀胱炎となるのです。

  

しかし大腸菌は尿と一緒に排出されます。
そのため、水をたくさん飲み排尿を促せば大腸菌を
流す頻度が多くなり、大腸菌が膀胱からなくなれば
炎症は快方に向かい、膀胱炎が治るという仕組み。

  

女性は再び水をたくさん飲み、痛みは治ってきました。
所が数日後・・・・体に異変が。

  

背骨の辺りが痛くなってきて、2日後には38度の熱が
出始めて、次の日には40度に!

  

近くの内科へ行くとウイルス性の風邪と診断され
解熱剤をもらい飲んでも、3時間後に平熱に戻っても
次の朝には元に戻るようです。

  

居ても立っても居られない状態になり、大学病院へ
救急外来として行き、詳しい検査をしてもらうと
病気が判明、腎盂腎炎でした。
腎臓が激しい炎症を起こすのが、腎盂腎炎です。
放っておくと、意識障害や全身の内臓の機能不全を起こします。

  

どうして腎盂腎炎になったのでしょうか?
これも大腸菌が原因だったのです。

  

膀胱まで到達した大腸菌が、一部尿管を登り
腎臓にまで到達していて、そこで炎症を起こした。
治療は大腸菌を死滅させる抗生物質を投与。
入院し4日ほどで回復したそうです。

 

急性膀胱炎を起こすと大体半数は1年以内に再発する。
では予防するためにはどうしたらいいのか?
女性の方が圧倒的に多いので、女性に気を付けてもらいたい。 

・お尻の拭き方に注意
・生理用品や尿漏れパッドはまめに交換する
・性交渉前後の感染に注意

という事に気を付けましょう。

  

腎盂腎炎になって命の危険があるという事で捕捉ですが
腎臓は血液の流れがとても多い場所。
そこに大腸菌が存在すると、その血液にのって
他の臓器へとたどり着く、もしくは全身に大腸菌が
回ってしまうと、敗血症という病を起こす事がある。
こうなるとショック状態となり、死に至ることも。

  

1年に膀胱炎を3回以上繰り返す、症状が強い場合は
まずは泌尿器科へ行きましょう。
腎盂腎炎早期発見のポイントです。

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謎の膀胱炎とは?

75歳女性、3年前突然トイレの回数が増えました。
排尿時多少痛みがあったようです。
友達との寄り合いの時に話をすると、病院へ行くと
1週間くらいで治ると言われ病院へ。

 

急性膀胱炎と診断され、抗生物質を処方されました。
しかしよくなることはなく、悪化していきました。

  

再び同じ病院へ行き診てもらうと、過活動膀胱
かもしれないと言われました。

  

過活動膀胱は尿は少ししか溜まっていないのに
膀胱の筋肉が収縮し、少量の尿でも尿意を催して
しまうというものです。

  

大腸菌などが原因ではなく、神経のトラブルが
原因とされています。
抗コリン薬という薬を服用しました。

  

しかし症状がよくならない・・・・
痛みが段々と増していきました。
この苦しみが1年近く続きました。

  

しかし女性はあるチョイスを行いました。
それは大学病院で検査をしてもらう事。
ぼうこう鏡検査を行いました。

  

すると膀胱内は赤くただれ出血が起こっていました。
間質性膀胱炎と診断。

  

間質性膀胱炎は、ぼうこうの粘膜のバリアが弱まり
小さな傷がたくさんできてしまう病気。
傷から尿が染み込んできて、粘膜の下にある
間質という層にまで入り込んできます。

  

これが激しい炎症の原因です。
傷を治そうと粘膜を修復しようとする物質が出ますが
尿は少量しか排出されないため
傷にずっと尿が触れていて
その間も染み込み続けています。 

 

傷を修復する物質も出続けています。
すると本来伸び縮みする膀胱が段々固くなり
尿をためられなくなります。
結果、異常頻尿を伴い激痛を引き起こしていたのです。

  

間質性膀胱炎を疑うときは
・頻尿の薬が効かない
・尿が溜まってきたときに痛みや違和感がある

という事がある場合、疑ってみましょう。

  

女性はどのような治療法を選択したのか?

膀胱水圧拡張術、という治療法で
ぼうこう鏡を使い、水分を注入しぼうこうを拡張
していき炎症が起こっていた部分は、かさぶたが
はがれるように取れていきます。

  

こんなことをしても大丈夫なのか?
どうやら剥がれ落ちた粘膜は、下から新しい粘膜が
再生してくるので問題ないとのこと。
こうして本来の伸び縮みする膀胱を復活させます。
女性はこれで回復し、ウォーキングを楽しんでいます。

 

治療期間手術+1週間の入院、費用が13万円ほど。
時間はかかりますが、痛みに比べるとましかと思われます。

 

症状を悪化させる飲食物があります。
・カリウムを含む食品(生野菜、大豆食品など)
・酸性の飲食物(かんきつ類、炭酸飲料、酢の物など)
・辛み成分(とうがらし、わさび、マスタードなど)
以上です。