チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

病気のドミノ倒し特集 第1週目

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年4月18日放送のチョイス、病気のドミノ倒しを防ぐ特集を
まとめました、よろしければご覧ください。
今回は2週にわたっての特集となっていますので、第1回目。

 

 

 

心筋梗塞や脳梗塞、その他命を脅かすような病というのは
たくさんあります、だけどその病もいきなりそうなるわけではなく
何かしらの原因があっての事なんです。
まずはそのきっかけの部分を見つけて、後に大病にならないように
防ぐこと、これが今回の特集。

 

 目次

 

動脈硬化はないのに何で心筋梗塞に?

症例の紹介、Mさんは45歳の時に心筋梗塞を発症。
Mさんは病気らしい病気は一切してこなかったとのこと。
心筋梗塞となり病院へ行き、緊急手術。

 

 

心筋梗塞は心臓の血管が詰まることで起こります。
Mさんは無事、その詰まらせていたものを取り除き
一命をとりとめました。

 

 

では心筋梗塞になる前になんらかの異常は体のどこかで
出ていなかったのか?前に受けた健康診断で
コレステロール値が高かったようです、悪玉コレステロールの
標準値は140とされてますが、Mさんは172と異常が発覚。

 

 

その当時動脈硬化の検査などをしましたが、動脈硬化の症状は
一切なかったそうです。

 

 

ん~動脈硬化がなくて心筋梗塞になるなんて・・おかしいですよね?
他にも原因がなにかあるのでしょうか。
そうすると肥満体型の方、リンゴ型の体型の肥満の方は心筋梗塞に
なりやすい?

 

 

どういう事かというと、リンゴ型ってお腹がポッコリと出た人の事。
こういう方たちは内臓脂肪がたっぷり溜まっています。
内臓脂肪が蓄積されていると、心筋梗塞の引き金になってしまいます。
そのもとは一体何なのか?

 

 

それは・・・肥満。
脂肪細胞というものがありまして、これが内臓脂肪をため込みます。
内臓脂肪がたくさんあると脂肪細胞が大きくなり、その周りに
免疫細胞が集まります、この免疫細胞がとんでもないことを・・・・

 

 

免疫細胞は血管の壁を作る血管内皮から血管の外へもぐりこみます。

これがきっかけで血管が破れることがあります、出血を抑えるために
血液が固まります、この時に血管が詰まることがあるんです。

 

 

このように動脈硬化が進んでいなくても、血管が破れてしまうことがあるんです。
Mさんの場合、心筋梗塞を患った時は肥満体型だったそうです。
ウエスト1mを超えていたそうです。

 

 

内臓脂肪と言っても全部が全部悪いものとは一概に言えなくて
太っているといっても、悪さをしないものもあるんですって。
だけど、腸間膜(ちょうかんまく)という部分に脂肪がたまると
悪さをするという研究結果があるそうです。

 

 

肥満の体型でリンゴ型と洋なし型という種類があるんですけど
これってなかなか見分けがつかないですよね。
どちらも似た感じなので・・・

 

 

そこで判別する方法なんですが
リンゴ型というのは腸間膜、つまり内臓に脂肪がたまっている
状態なので、表面についている脂肪というのは皮下脂肪なんです。
触ってつまんで、柔らかい場合だと洋なし型と思ってもいいかと。
逆につまめなくて、中にぱーんと張っている状態のお腹だと
リンゴ型という判定に。
なので簡単にいうと、お腹のお肉をつまめるかつまめないか?
つまめると洋なし型、つまめないとリンゴ型を疑う。

 

 

ですが、洋なし型と言っても加齢を伴い洋なし型の中に
リンゴ型があるという事になる可能性もありますのでお気を付けて。

 

 

数値としての目安ですが、こうなっています。

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メタボになると色々な病気に関わるんだろうなあ~

 

 

これらの状態になってしまうのが食の欧米化。
そして体を動かさない、というのが挙げられます。

 

 

内臓脂肪を減らすためには?

Kさんは内臓脂肪を減らし、病気のドミノ倒しを防いだ方。
8年前は腹囲100㎝ありました。
食べたいだけ食べて、飲みたいだけ飲むという生活をしていました。
その当時の体重は81.5キロです。

 

 

ですが健康診断をきっかけに生活習慣を改めることに。
何度も案内が来ていたので、一度行ってみると
いくつもの数値が基準値をより上回っていたそうです。
高血圧、糖尿病にもなっていたと!!

 

 

Kさんの住む尼崎市では、市が中心となり健康に関するセミナー
そして以前、健康診断で問題があった人のお宅へ訪問して
アドバイスをしたりなどやっているんです。

 

 

そしてKさんが選択した治療法は、まず目標の体重を設定。

目標は半年で体重を81キロから73キロまで減らす。

保健師さんの方にKさんは、運動で減らしていくのかそれとも
食事で減らしていくのかと尋ねられました。

 

 

尼崎市では3つの方法で体重を落とすやり方があり
食事のみ、運動のみ、そのどちらも使ってやる、この3つ。
Kさんが行ったのは食事のみの方法。

 

 

運動をするとかなりの運動をしないと落ちないと思ったので
今回は食事で体重を落とすことを選んだとか。
どれくらい減らさないといけないのかはこう。

目標は半年で体重を81キロから73キロまで減らす。

というモデルケースです。

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数値もそれほど大きくないので、これだと続けやすいかもしれませんね。
保健師さんも、どういう食事をとればいいのかを具体的に
教えてくれるみたいです。

 

 

それほどきついやり方ではないのできつさも感じる事なく続けた結果
1年後には、体重71.4キロ、腹囲は87㎝という結果に。
それから昨年度の数値は、体重66キロ 腹囲83.5㎝となりました。
努力の賜物ですよねこれは。

 

 

こういった取り組みを経て、尼崎市の急性心筋梗塞の死亡率がこのように。

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12%も落ちていますよね、これは凄いことです。

 

 

太っていない人にもあるドミノ倒しって?

尼崎市では昨年度から体組成計と内臓脂肪計を測る取り組みを
はじめました、筋肉量と内臓脂肪面積を市民5000人分のデータを調べると
それまで見過ごされていた危険なタイプを見つけたんです。

 

 

それは、太っているのに筋肉量が少ない人。
通常は体重が増加すると、その重さを支えるために足の筋肉などは
大きくなり、上体を支えるので体重が増えれば筋肉も大きくなります。
ですが、太っているけど筋肉量が少ないという人もいたんですよね。

 

 

このタイプの人は、内臓脂肪が多く様々な病気につながる危険なタイプ。
そしてもう一つ、痩せているもしくは標準体型だけど、内臓脂肪があるタイプ。
BMIの数値などは問題ないんですが、なぜか内臓脂肪の数値は高い。

 

 

痩せているけど内臓脂肪があるタイプの人に話を聞きに行くと
歩いてはいるけど、大体歩数は5000歩位。
運動量が少ないです・・・続いて食事内容は
1日2食でご飯を中心とした和食です、一見いい食事かもしれませんが
肉や魚を食べていないようで・・・そうすることで筋肉が少なくなります。

 

 

食事に関しては、肉や魚を毎日50グラムくらいは摂ってほしいと。
これを摂取することで筋肉を作っていくことができます。

 

 

この筋肉量が減少している方々の事をサルコぺニアといいます。
筋肉量というのは体組成計で測れるのですけど、これだけの数値を
下回っていると筋肉が減少していると言われてます。

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それと握力、これは全身の筋肉量と筋力の指標になるとも言われてます。
握力と死亡率って結構結びつきがあるようで・・・

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弱い人ほど数値が高いですよね、特に循環器と呼吸器。
私は前腕がほっそりしてるから・・・めちゃ気になる(笑)

 

 

筋肉量の減少を食い止めるためには?

静岡県でその運動は行われていて、富士33プログラムと言われてます。
このプログラムをやって、成功したTさんの運動を見てみることに。
どんな運動をしているかというと、まずは歩くことから。
歩数計でどれだけ歩いたのかチェック、目標は1万歩。

 

 

続いてはながら運動、掃除をしながら、筋トレをしたりなど。
窓を拭いたりしてる時に、筋肉を使うかがみ方や立ち方など。
こういう事をきちんと続けた結果、3か月後には体重がマイナス3.6キロ。

 

 

ただ筋肉量がどれだけ変わったかというのを教えてもらいたかったなあ~
筋肉量減少を食い止めるには?という特集なので。

 

 

他の方々も歩く時間を長くしたりすることで、足の筋肉が増えて

歩いているとこけたりすることがなくなった。
そして長い時間歩いてもつかれなくなったなどが挙げられます。

 

 

そしてふじ33プログラムに参加した方々に閉眼片足立ちをやってもらうと
参加前は平均で32.4秒だったんですが、参加後は43.6秒に増えました!

 

 

こういう取り組みがない場合ですと、自治体やスポーツクラブで相談すると
いいかと思います、以上です、読んでいただきありがとうございました。