チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

食中毒対策のチョイス

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2018年6月9日放送のチョイス
今回は食中毒の特集です
年中そのリスクというものはありますが
特に夏は食中毒が多くなる季節です



目次

典型的な食中毒の症状とは?

36歳女性、2年前のある日の午後
突然吐き気がこみ上げてきた


さらに下痢や発熱、脱水症状にまで
苦しめられていた。


救急外来を受診、酷い脱水症状を
起こしていたので点滴をした
検査の結果見つかったのがサルモネラ菌


しかしサルモネラ菌は胃酸で死滅する
感染してしまうのは小児や高齢者の様な
免疫力が弱い人などです。


女性は30代半ば、感染したのはどうして?
それには卵が関係していた
女性は卵焼きと卵とじうどんを
2日間食べていた。


サルモネラ菌に感染する事で
多いのが卵です、女性のチョイスは
抗菌薬と整腸剤を服用する事だった。


その後1週間ほどで無事回復しました
女性は現在、卵を触ったら
手を洗うようにしているそうです。


特集の詳しい話を
東邦大学医療センター大森病院
中島均先生に話を伺う事に。


日本で流通するほとんどの卵は
殻が洗浄消毒されている
しかし一般的な流通ルート以外の
卵は消毒されていない可能性もある。


たまご以外にも鶏肉はリスクがある
しかしその時の免疫力や体力で
その菌を仮に体内に
入れてしまったとしても
必ず発症するというわけではない。


食中毒の受診の目安は
下痢で血が混じってきたり、嘔吐や下痢で
日常生活に支障が出たり
脱水症状を起こしているという場合には
受診をした方がいいとのこと。


食中毒が大変な病気に繋がるケースも

ある女性、14年前に体にある異変が出た
食事中、いつも通りに箸が持てず
そして翌日には体が動かなくなり
手も足もいう事が効かなくなっていた。


そこで神経内科を受診
診断はギランバレー症候群でした。
発症率は1000~1500人に1人
言われております。


全身の神経に炎症が起こる急性の病気
手足に力が入らなくなり
家の鍵を開けるのも一苦労
日常生活に支障をきたす。


ギランバレー症候群には
カンピロバクターが関係していた
これは主に家畜の体内に生息している。


特に鶏にいる事が多く
解体処理した鶏肉の6割以上で
カンピロバクターを検出したという
報告もあるくらい。


しかしカンピロバクターは75度以上の
加熱を1分以上すると死滅します。


女性は2週間前にとりわさを食べていた
中は生の様な状態の食べ物で
女性は食後に軽い下痢を起こしてた。


それが食中毒の症状だった
カンピロバクターが体内に入ると
抗体が現れ攻撃、しかしごくまれに
その抗体が自分の神経を攻撃
してしまう事があります
これがギランバレー症候群です。


手足の末梢神経に炎症が起き
脱力感やしびれなどが起きて
酷くなると呼吸困難になる事も。


女性の場合1ヶ月の入院をして
リハビリを行い1年後には回復
現在は全く支障がない状態です。


ギランバレー症候群の治療は
免疫グロブリン療法(点滴)
過剰な免疫の働きを抑える

血漿浄化療法
血液中の有害物質を取り除く
3ヶ月~1年後に回復するという。


過程で出来る食中毒予防のチョイス

東京医科大学の中村明子さんに
教えてもらいます

ポイントは3つあり、菌を
1 つけない
まず生で食べる野菜の洗い方ですが
ボウルにざるを重ねて流水で洗う

こうすると野菜についている菌を
水と一緒に洗い流せる。

調理器具の取り扱いにも注意
肉を切る時は牛乳パックの上で切る
まな板の上に敷けば切りやすいですし
何よりもすぐに捨てられます。

2 増やさない
ポイントは温度管理
カレーやシチューなどの煮込み料理は
常温で置くと菌が繁殖します。

30~40度が繁殖する最適な温度
なので翌日以降も食べる場合は
熱いうちに容器に入れて小分けに市
球速に冷まし冷蔵庫で保存しよう。


3 やっつける
一般の細菌は75度の過熱を1分続けると
殆どの最近は死滅します


中には高温になっても死滅しない
細菌も存在する、ウェルシュ菌です
高温になると芽胞を形成し
自分を守るのです。


細菌以外が原因で起こる食中毒

26歳の女性、大学生の時に食中毒を経験
ある日定食屋にお昼ご飯を食べに行き
その時に食べたのがサバの干物定食。


暫くすると異変が現れた
15分後くらいに頭痛と顔が熱くなり
火照りや動悸も出てきた。


そこで救急外来へ行きました
そこで先生はある食中毒を疑った
ヒスタミン中毒』


サバやマグロ、カジキにはヒスチジン
という成分が含まれていて
魚の鮮度が悪かったリ常温で保存
されている時間が長いと
ヒスタミンという成分が作られてしまう
それが大量にある魚を食べると
ヒスタミン中毒を起こすことがある。


その後、友達にもヒスタミン中毒が
出てきたといいます。


女性は抗ヒスタミン薬の点滴を受けて
症状が良くなっていきました
しかしヒスタミン中毒は
数時間や1日安静にすると自然に
快方へ向かうとも言われています。


ヒスタミン中毒の予防としては
・鮮度の低下した魚は食べない
・購入した魚はすぐに冷蔵庫へ

という事を心がけましょう。


続いては38歳女性、食中毒が原因で
魚が一切食べられなくなった


ある日の夜に肌がかゆくなっていき
気付いたら腕やお腹、太ももが
真っ赤になってきた。


深夜に救急外来を受診
待っている間もどんどん症状が悪化
呼吸が出来なくなり
意識がうつろになっていった。


点滴による治療を受け無事に
発作は治まりました
血液検査をしたら
アニサキスアレルギー』
であることがわかった。


体内に入っても大体は体外に排出
されるのですが、たまに胃や腸にくっつき
嘔吐などを引き起こす。


本当に恐ろしいのは胃や腸にくっついてから
抗体が作られる、再びアニサキス
体内に入ってきたとき
抗体によって激しいアレルギー反応を
引き起こす、これがアニサキスアレルギー


そのせいで女性は魚介類が一切
食べられなくなったのです。


女性の治療のチョイスはアレルギー科に
通う事でした、薬による治療を
受けているそうです。


ヒスタミン薬を毎日服用し
発作が起こった時の為に
エピネフリン注射も常備している。


アニサキスは加熱で死滅します
冷凍でも死滅しますので-20度の所に
24時間以上で。