チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

進行胃がんの情報、ダンピング症候群という後遺症対策はどうすれば?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2018年1月13日放送のチョイス
今回は進行胃がんについての特集です



目次

進行胃がんとはどういうものか?

胃がんについて簡単に説明
早期がんと進行がんがあり
胃の粘膜までに留まっているのが早期がん
しかし胃の粘膜の下の筋肉にまで
浸潤している場合は進行がんと言われている。


筋肉の下にはしょう膜という部分もあり
ここまで達していると、リンパ節や
他の臓器にまでがんが転移している
可能性が高くなります。


進行胃がんを経験した57歳の男性
45歳から胃の内視鏡検査を毎年
受けるようにしていました。


すると5年前、異常が見つかった
胃がんということがわかったのです
診断結果は早期の胃がんだった
2か所にあり、内視鏡で取り除きました。


取り除いたガンを顕微鏡で調べると
たちの悪い未分化型のガン
含んでいたのです。


しかも粘膜よりも深く浸潤していた
未分化型のガンがある場合
約1割の確率で胃の周りのリンパ節へ
転移する
と言われています。


そこで男性が行ったチョイスは
腹腔鏡手術でガンを取り除く事にした
手術は無事成功し、元の生活に
戻る事が出来ました。


癌研有明病院の山口俊晴先生の話では
治療方法を決める要因として
・がんの深さ
・リンパ節や他の臓器への転移の有無

という事を勘案して決定していく。


内視鏡治療というのは
2㎝以下で粘膜内、分化型の場合に
適用される治療です。


それよりも深くなっている場合は
開腹手術や腹腔鏡手術となる
薬物療法は再発する可能性のある
進行したがんの方に行われる。


腹腔鏡手術は精度が高いが時間がかかる
そして難しい手術となる
穴の大きさは1㎝程度だそうです。


さらにメリットとして
・痛みが少ない
・傷跡が小さい
・回復が早い
・腸閉塞が起こりにくい

という事がある。


進行胃がんの開腹手術をする場合

72歳の男性、健康には自信があったが
ところが6年前、突然みぞおちを
針で刺されるような痛みに襲われた
その時は1時間程度で治まったが
その後、2週間に1度程度に痛みが
襲ってくるように。


その痛みの頻度も段々と増していき
これはまずい・・・と思いながらも
仕事が忙しく病院へは行かなかった。


ようやく病院へ行ったのは痛みが
出てから半年後でした、内視鏡検査をし
その日のうちに胃がんと宣告された。


精密検査の結果、ガンの大きさは10㎝
リンパ節には転移があったそうです
その後、開腹手術で胃を全適しました
手術は無事成功し12日後には退院しました。


胃は全適しても生きてはいける
消化をするのは小腸の仕事です。


胃を取る範囲というのは、ガンのできた
場所と広がりで決まる
また胃を少し残す方が後遺症は
少ないと言われている。


胃にはグレリンと呼ばれる胃から産生
されるホルモンの一種があり
食欲を増進させる働きなどがある
なので無駄な切除の仕方はしないそうです。


また切除をする際、幽門をなるべく
保存させて切除をするそうです
幽門は消化の要である小腸の入り口に
あるので、どっと食べ物が小腸に
流れ込まないよう、少し余裕が
欲しいためです。


十二指腸からも消火液が分泌されるので
幽門がないと
消化液があがってくる事もあり
苦い感じのものが上がってくるそうです。


幽門から4㎝以上がんが離れていないと
幽門は残せない
とのこと
縫い代も必要なので。


男性は手術後の治療も行っている
リンパ節へも転移があったので
抗がん剤治療をしています
S-1という抗がん剤を服用。


副作用は食欲不振や吐き気が出てきた
しかし薬の量の調整をする事で
副作用も少なくなっていったそうです。


そして1年間のみ続けて現在は
元気に過ごしている。


抗がん剤には服用するタイプの他にも
点滴のタイプのものがあるが
これは副作用が強い、最近では
分子標的薬という薬も登場している
ガンの中の増殖に関係する
特定のたんぱく質をブロックする薬です。


特定のタンパク質(HER2)が
陽性の場合にのみ使える
そうです
また免疫チェックポイント阻害薬
というものも登場している


手術の後遺症対策

先程の72歳の男性、胃を切除し
がんを克服したのですが
ある後遺症に悩まされている。


それはダンピング症候群と呼ばれるもの
胃をきった人特有の後遺症です。


ダンピング症候群とは、消化吸収の
下準備をするための胃がなくなるために
食べ物が小腸へと一気に入ることで起こる
その結果、血糖値の急激な変化が
起こることが問題。


血糖値は急上昇して、インスリンなどの
ホルモンが血糖値を下げると
今度は下がりすぎる、そして低血糖
状態の時間も長く続く
このため身体に異変が起こる。


男性の場合、長い時で4時間程度
じっとするときもあるそうです
食事の量も減り、体重も20㎏も
減ってしまいました、しかし現在は
食事量をうまくコントロールしながら
症状が出ないようにしている
脂物は消化が出来ず食べられないそうです。


また70歳の女性も思うように
食べられなくなり、体重は20㎏減少
なので食事では様々な工夫をしている
1回の食事を30分以上かける
一口食べたら箸をおきよく噛んで食べる
という事を意識している。


そんな女性のチョイスは
胃をきった友の会に参加をしました
後遺症を軽減するための
様々な知識を得る事が出来るようになった。


現在では世話人の1人となり
会員の相談にも乗っているそうです。


後遺症には個人差があるので
全員に当てはまる事ではありません。


ダンピング症候群の対策として
・ゆっくり、少なめに食べる、間食も
・よく噛む
・高たんぱく 低脂肪の食事
・食事だけで改善しない場合は医師に相談


ダンピング症候群以外にも後遺症がある
対策もあわせて記します
・下痢 脂肪少なめで乳製品を避ける
・貧血 鉄剤やビタミンB12を摂取
骨粗しょう症 食事療法、運動療法薬物療法を行う
逆流性食道炎 食後すぐ横にならない
 食事は就寝3時間前までに済ませる
 薬物療法を行う事も