チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

大腸がんの最新治療とは?人工肛門やISR手術というチョイスをする事もある

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2017年8月26日放送のチョイス、今回は
大腸がんの最新治療を徹底解説
男性も女性も大腸がん罹患率はトップ3に
入っています、今見逃せないがんの一つです。


目次

進行した大腸がんの治療とは?

77歳の男性、6年半前に大腸がんが発覚
トイレで出血したことでわかりました。


かかりつけの内科医で大腸内視鏡検査を
受けたところ、5㎝のガンが見つかりました
肝臓や肺には転移がなかった、リンパ節にも
無かったのでステージ2の状態でした。


男性は直腸にがんがあったのです、15㎝の
直腸を切除して手術は無事成功しました
しかし1年後、再発していることがわかった。


手術した時のつなぎ目にがんが再発していた
更にショックな事が・・・人工肛門を
取り付けると言われたのです。


人工肛門というのは、今回のケースのように
直腸にがんを患い、やむを得ず直腸を全適した場合や
再発をして更に直腸を取り除く時に、肛門も
取り去ってしまう。


その時肛門があるおかげで
便が直腸に来ると自然に便意を催し肛門が開く
という事だったのですが、今回の手術で取り去るので
これが出来なくなってしまうので、お腹から
腸の先端を出してそこに袋を取り付けて便を
そこに出すというものなのです。


手術を受けて人工肛門を取り付けてから
男性はとてもショックを受けていたのですが・・・


同じ境遇の方達との交流をしてみることで
凄く勇気づけられたとのこと、趣味の写真を撮ったり
旅行へ行ったりすることもしています。


大腸がんは、早期がんと進行がんがあり
腸の粘膜までに浸潤していると早期がんで
それ以上の筋肉やしょう膜まで達していると
進行がんと言われています、進行がんだから
核実に転移をしているという事はない
男性の場合は、しょう膜までがんが達していたが
転移はありませんでした。


人工肛門はがんが進行している状態だと絶対に
やらないといけない、という事ではない
仮に手術をして、その後生活に排泄時支障を
きたす場合があると、人工肛門にした方が
生活の質を保てる場合がある、というときに
勧める事もあるとのこと。


人工肛門をつけていても、漏れたり臭いが・・・
って気になる人もいるでしょうが、接着力は強く
臭いも誰かに気づかれることはないとのこと。


また、人工肛門を装着していく中で様々な悩みが
出てくることもあると思いますが、これらの悩みを
打ち明けられる医療機関もあり
WOC外来、ストーマ外来というものもあるそうです
どこの病院にもあるわけではないですが・・・
日本オストミー協会という所で調べてみましょう。


肛門を残せる手術もある?

49歳の男性、4年前に大腸がんが発覚しました
トイレで大量の下血があったのです。


ただ事ではないのはすぐにわかり、検査をしたら
約5㎝のガンがみつかった、進行性大腸がんでした
ほぼ間違いなく永久の人工肛門になるだろう
その様に医師に言われていた。


放射線治療を1ヶ月間続けた結果、ガンの大きさは
半分以下になりましたが、人工肛門になる可能性は
まだぬぐい切れない状況でした。


そこで人工肛門にならない方法を男性は探しました
そしたら、ISRで手術をしたら肛門を残せる
可能性があるということを知ったのです。


究極の肛門温存手術とも言われていまして
肛門の筋肉は2層に分かれている
内側の筋肉は便が勝手に出ないように
無意識に力が入ります。


外側の筋肉は、便意を催した際意識的に
しめる事の出来る働きを持っている、ISR手術は
内側の筋肉の一部のみを切除し、外側の筋肉を
残すことで肛門の機能を残すのです


ただし、内側の筋肉は暑さがたった2mmから3mmしか
ないので非常に繊細な手術となる
男性の手術は無事成功し、肛門を残すことができた
半年後に仕事復帰をしました。


ISR手術が出来ない場合もあります
それは肛門括約筋、先ほどの内側外側の筋肉と
言っていた部分を指すのですが、ここにまで
ガンが広がっているとこの手術は出来ません。


また、がん手術を受ける場合に開腹手術、腹腔鏡手術
という2種類の手術の方法があります
どのように2つの手術をチョイスをしているのか?


統計では
直腸がんの場合、6割から7割が腹腔鏡手術が
用いられているようです、一方で開腹手術にも
メリットがある、一定の技術で手術を
受ける事が出来る、腹腔鏡手術の場合は新しい
手術法でもあるので、そのレベルに達していない
医師もいるのが現実だそうです。


他の臓器に転移した場合はどういう治療を?

残念ながら手術をするのは難しくなるので、抗がん剤
もしくは放射線治療をしていく事になります。


62歳男性、3年前に大腸がんが発覚し肝臓にも
20個ほど転移が見つかったそうです
10年前なら命を落としていると言われたが
手術を受ける事で、大腸と肝臓のガンを
全て切除することに成功した。


しかし3か月後に肝臓とすい臓の間辺りに転移が見つかった
手術での治療は不可能で、放射線と抗がん剤の治療
そして分子標的薬の治療も行いました。


分子標的薬は、がん細胞の身を攻撃対象として
高い治療効果を望めるとのことです
正常な細胞を攻撃することは少ない。


大腸がんで使われている分子標的薬は
・抗EGFR抗体薬
名称は、セツキシマブ、パニツムマブ
手術をした際、タンパク質の1種であるRAS遺伝子
これはがん化に大きく関わる遺伝子で、これに変異が
ない場合に限って使用することができる

・血管新生阻害薬
名称は、ベバシズマブ、ラムシルマブ
この2つとなっています、この2つの中間部分にあったのが
レゴラフェニブという分子標的薬
どの分子標的薬も点滴で治療を行う。


大腸がんの分子標的薬の副作用というのもあります
・皮膚の障害
・血圧上昇

などです。