チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

脳梗塞になった!家族ができる対処法はどうすればいい?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2017年7月29日放送のチョイス、今回は脳梗塞について
前もって知識を備えておくと
スムーズに対処ができる可能性がありますよね。


目次

脳梗塞はどういう病気なの?

77歳の男性、今年の4月のある日会合でたくさん
お酒を飲んで帰ってきた、そして朝に酒を
抜くため朝風呂をしてから、喉が渇き牛乳を飲むことに。


その時でした、牛乳パックを持っていた手から
力が抜けてしまいこぼしてしまいました
奥さんがそばにいたのですが、その時見た姿は
左半身に力が入っていなくて、ろれつも回らない
という状態だったので、これはおかしいと思った。


この後奥さんの取った行動が命を救う事に
すぐに119番に通報し救急車を呼び
発作が起きた20分後には病院につきました。


この時奥さんは家族分の救急袋というものを
用意していて、そこには保険証やかかりつけの
病院の診察券などを入れていた。


その時に救急隊員に診察券を提示し、かかりつけの
病院へ連絡、その病院は受け入れ態勢を整えた
とても機転が利きスムーズな行動でした。


早速検査をして、その結果脳梗塞だという事がわかった
脳梗塞は脳の血管に血の塊、血栓が詰まる病気
酸素が行き渡らない脳組織は壊死してしまう。


男性の場合、どこから血栓が来たのかというと
心臓で心房細動が起きていて
不規則に細かく心臓が動いていたので
その時に血液がよどみ血栓ができる事がある
それが血流にのって
脳の血管に行き詰まったと考えられます
男性はいわゆる、不整脈を起こしていた。


左脳の血管が詰まると、失語症や右半身の運動障害が出る
右脳の血管が詰まると左半身の運動障害が出てくる
後頭部の血管が詰まると、右側後頭部だと左側の視野が欠け
左側だと右側の視野が欠ける。


脳梗塞が起きて2時間後だと、脳の詰まっている範囲は
それほど大きなものではないですが、これが4時間後に
なってしまうと範囲が5倍に広がり、1日後には
9倍から10倍にも範囲が広がります。


心房細動が原因の脳梗塞は
血栓が大きく太い血管に詰まる
なので重症になりやすいのです。


脳梗塞、こんな症状が出たら要注意
・片側に力が入らない
・片側がしびれたり鈍くなる
・ろれつが回らない
・視野が半分かける
・ふらついて歩けない

という症状があれば、迅速な対応を。


もし脳梗塞になった場合の対処法はどうすればいいのか?
まずは救急車を呼ぶことが大切
救急車が来るまでは、横に寝かせてあげる
寝かせる時はマヒ側を上にする
横にするのは、脳梗塞の方は嘔吐をするためです。


やってはいけないこともあります
体をゆすらない、枕はしないほうが良い
気道がふさがるためです、水は絶対に飲ませない
誤嚥して肺炎を起こす可能性が高いので。


応答がない場合、いびきをかいている場合は
もう重症の状態といわれている。


その時男性が受けた治療は?

行われた治療法は、発症が4時間半以内だったので
t-PA静注療法という治療法が行われた。


これは4時間半までに病院に到着しないと
出来ない治療法です、点滴で薬を入れて血栓を溶かし
血流を再開する。


ただし男性の場合は血栓が大きかったため
t-PA静注療法が終わってから
次に血管内治療を行うという方法を取りました。


ただし危険も伴う、血流がいかなかった血管は
もろくなっています、そこに血流が再開すると
その勢いで血管が破れ、脳出血を起こす事がある。


男性はこの治療にかけてみる事にしました
リスクはありますが、奥さんはこの方法にかけました
男性は奇跡的に後遺症も残らず1週間で退院
現在も元気に仕事をしています。


t-PA静注療法が出来ないケースもあります
・過去に脳出血を起こした
・血圧が非常に高い
・血液の凝固機能に異常がある
・脳梗塞の範囲が広い
・血糖値が高すぎる、低すぎる

という人はこの治療が出来ません。


出来ない場合は血管内治療を行います
カテーテル治療ですね


血栓を取る方法が2種類あり
ステント型は先から網目状の金属を出し
血栓を絡めとります。


次に吸引型、カテーテルで血栓の手前まで入れて
そこから吸引をする、小さい血栓だと吸い込んで
大きい血栓は吸いつけて取り出します。


脳梗塞、もう一つのケース

79歳の男性、現在も現役で自動車整備士です
今年の3月、異変が・・・
いつものように朝の7時に奥さんに起こしてもらうと
うまく言葉が出てこないのです。


奥さんは何かが起こっている・・・と思った
そんなことにお構いなしで、男性は作業着をきて
仕事の準備をするが、左側の動きが良くない
奥さんは病院へ行くように言うが
男性は仕事を優先しました。


自宅から歩いて2分の所に仕事場はある
しかし息子さんがろれつの回らない男性にびっくりし
病院へ行くように説得、そして病院へ向かいました
発症から2時間たっていました。


診断の結果、脳梗塞でしたがろれつが回らないのは
回腹していたのです、ですがすぐに東京の病院へ
向かうように言われた、発症から7時間後に
東京の病院につきました。


これは一過性脳虚血発作(TIA)という状態だったのです
一時的に脳の血管で血栓が詰まったのだが
溶けてしまい血流が再開した、だからろれつが
回らない状態が治ったりしたのです。


数分から長くても24時間以内に症状が消える
多くは1時間以内に消えるようです。


血栓が溶けてよかった、ではなくてどうして
こういう事になったのかという原因は
解決していません。


一過性脳虚血発作が起きたら
3ヶ月以内に6人に1人が脳梗塞
その半数が48時間以内に発症する。


検査は、MRI検査、頸部のエコー検査、心電図
という検査をします。


男性は再発を防ぐためにあるチョイスをした
男性は頸動脈狭窄症を起こしていた、動脈硬化で
頸動脈が狭くなっていたのです、そこにあった
血栓が剥がれて、脳の血管を一時的に詰まらせていた。


そこでチョイスしたのは、頸動脈ステント留置術
カテーテル治療で
狭くなった頸動脈にステントを入れて
血管を広げるという血管内治療です
男性はこの治療後、すぐに仕事に復帰出来ました。