痛風の新常識、30代から要注意!食事や運動で改善できるの?
2017年7月22日放送のチョイス、今回は
30代から気を付けたい、痛風について
新常識があるとのこと。
目次
痛風ってどんな病気だ?
50歳の男性、痛風の痛みに悩まされている若いころは大きな病気もせず体調には自信があった
しかし30代半ば、釣りに行ってる最中
足が段々と痛くなってきた。
靴をみたりして石でも踏んだのかと思ったら
違いました、ですが痛みは引くことなく1時間後
位には足がすごく腫れていたそうです。
翌日も痛みが治まらず、病院へ行きました
そこで血液検査をして結果、痛風がわかった。
痛風の原因となるのは血液中の尿酸という物質
尿酸はプリン体が肝臓で分解されるときに
生み出される、余分な尿酸は尿として排泄される
しかし何らかの理由で尿酸が排出されない場合
尿酸同士が固まって結晶となります
この結晶が足の指の関節などに溜まっていき
その結晶が剥がれた時、白血球が異物とみなし
除去しようと攻撃する、その結果炎症が起きて
痛みだけではなく関節の腫れも引き起こすのです。
多くの場合は足の親指の付け根、更に尿酸が
増え続けると皮膚の下にも溜まり続け
その結果、関節が変形してしまう事もある
これを痛風結節といいます。
尿酸値がどれくらいあると痛風のリスクがあるのか?
7.0㎎/dLを超えると高尿酸血症という判定になり
痛風のリスクは上がります。
尿酸値は男性の方が数値は高い、女性の場合は
女性ホルモンの影響で尿酸値が高くなるのを
防いでくれる。
尿酸値が高いとある病気が進行?
男性は痛風の治療として、痛み止めを服用するところから始まりました、痛みは減少しました
しかし痛風が完治したわけではない。
尿酸値の薬を飲み続けていないといけない
しかし男性は薬を真面目に飲み続けなかった・・・
軽く見ていたのです、そして痛風発作を3回も
繰り返したのです。
3回目の発作の時は膝が赤く腫れあがっていた
その時に、尿酸値の他にもクレアチニン値の
話も出てきたのです。
クレアチニン値は腎臓の機能がどれだけ保たれているか?
というのを測る数値です、健康な人だと男女ともに
下は0.4~0.5㎎/dL、上は0.8~1.1㎎/dLという数値です。
男性の数値はどうだったのかというと1.18㎎/dLだった
腎機能が弱くなってきたのです、尿酸は腎臓にもたまる
そりゃ排泄するところですから、多いと溜まりますよね
その結果、腎臓でも結晶ができてしまい
腎臓にダメージを与えていた
痛風は20代や30代でも珍しい病気ではないとのこと。
また、治療をしても結晶化した尿酸が消えるのは
数年かかると言われております
同時に食生活も気をつけないといけない
身体に悪い食事をした結果、痛風になったから。
尿酸値が高い状態が続くと、腎機能低下や動脈硬化
等も悪化するリスクがあります。
尿酸値を下げるチョイスとは?
43歳の男性、7年ほど前に足の親指の付け根が痛くなったのが最初、その原因に心当たりがあった
それはお酒を大量に飲み、肉中心の食生活だった。
そこで男性が選んだチョイスが食事の改善だった
対処の仕方や食べ物のプリン体の量を教えてもらった。
プリン体を多く含む食べ物は、肉や甲殻類
魚卵などです、そのほかにも肉食よりも野菜中心に
切り替えていきました。
その結果、男性は8.7㎎/dLの尿酸値が
5.7㎎/dLにまで下がったのです
今後も食生活には気を付けるとのこと。
食べ物といっても、ビールよりプリン体が高いものって
そうはないだろう・・・って思ったら
ビール350mlの缶1本に含まれるプリン体は12~20mg
しかし、焼き鳥1本に含まれるプリン体は
どれくらいかというと、98㎎なんです!
ビールの方が高いと思いました、焼き鳥ってプリン体
高いんですね、ビール×焼き鳥は最悪の組み合わせ
っていう事になるのかもしれませんね。
他にもプリン体を多く含む食品はこちら
これだけ見ると、プリン体を含む食品を避ける事は
不可能に近いかと思うので、1日の摂取量の目安
というものがあり、400㎎以下に抑えて
食べるようにするといい、量に注意しましょう。
その他にも果糖にも気をつけないといけない
果糖を肝臓で分解するときに尿酸が上がってくる
このように言われております。
尿酸値を下げる作用があるものですが
・コーヒー
・乳製品
・ビタミンC
などがある。
食事に加え更にある事をすると尿酸値を下げられる?
43歳の男性、7年位前に最初の発作が始まりそれからこれまで半年から1年おきに発作が
起こっていた。
しかし治療と真面目に向き合う事がありませんでした
ですが1年前から真剣に治療に取り組む事になった
それは子どもが産まれたから。
子供の行事ごとで痛風発作なんかが起きて
恥ずかしい思いをしたくない、子供にも迷惑を
かけられません、そこで男性は
通勤を自転車に切り替え(片道40分)
ジョギングも週に2回から4回行いました。
その結果体重は88㎏から75㎏に減らすことができた
尿酸値も8.7㎎/dLから6.8㎎/dLに下がった。
尿酸というのは排泄される際、体内全体の1割程度しか
排泄されていないとのこと、これにはインスリンも関係する
肥満でインスリンの分泌が
増えてくると尿酸を排出しにくく尿酸値が高くなってしまう。