チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

胸焼けの原因、逆流性食道炎やバレット食道とは?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2017年6月17日放送のチョイス、今回は
胸焼けについての特集でした。


目次

胸焼けって結局どこが焼けているの感じがするの?

実は食道の異常で胸焼けが起きているのです
根本的な原因は食道にあるといっても
過言ではありません。


ちょっとした胸やけで思わぬ事態に陥った女性がいる
67歳の女性で最初の異変は4年前
ものを食べた時にのみ込みにくかったという症状。


当時は一時的なものかと思い特に治療はしなかった
しかし徐々に胸焼けも感じるようになった
市販の胃腸薬を試しましたが、治まらない。


所が1年後にはほぼ毎晩胸焼けに悩まされることに
時には吐き気も感じる事もあった
指を入れて吐こうともしたが出るものがない
その結果、食欲も減退し刺激物を食べると
痛みを感じるようになっていた。


体重はなんと17㎏も落ちてしまいました
辛い日々が2年続き、病院へ行く事にしました
診断の結果、逆流性食道炎でした。


口から食べた食べ物は食道を通って胃に送られ
胃酸が消化をします、この胃酸は食道には
上がってこないのですが、何らかの理由で食道と
胃の境目の部分が締まらなくなり胃酸が侵入し
炎症を起こし胸やけを起こすという病です。


胃酸が逆流する原因として多いのが加齢と言われている
胃と食道の境目にある噴門という部分が
緩まってくる、更に食道裂孔ヘルニア
というものもあり、これは噴門の位置がちょうど
横隔膜の所にあるが、何らかの理由で
噴門が横隔膜よりも上にあがってしまう状態
位置がずれてしまうという事です。


胸焼けは生活習慣も関係してきて
食べすぎや早食い、炭酸飲料の飲み過ぎは
げっぷに繋がります、げっぷが出ると同時に
胃酸も逆流すると言われている。


脂肪、アルコールの摂りすぎ、喫煙をしていると
噴門を緩めることに繋がる、脂肪分が多い食事を取ると
消化を促すためのホルモンが噴門を緩めてしまう。


肥満、猫背、お腹の締め付けがあると腹圧が高まる
これにって逆流しやすい状況となる


食べてすぐ寝るというのもよくない、胃酸が多く
分泌されているので寝る事で噴門から漏れ出す
可能性があります。


逆流性食道炎の症状として
・胸焼け
・咳が出る
・睡眠障害
・呑酸 (胃酸が口の方まで逆流することを言います)
・ぜんそくの悪化
・胸痛
・声のかすれ
・のどの不快感

等が現れてくる。


女性はどういうチョイスをしたのかというと
新しい薬を飲むことにしました、ボノプラザン
というプロトンポンプ阻害薬です。


プロトンポンプというのは、胃の壁に存在している
胃酸を分泌しているタンパク質です、この活動を
阻害するのがプロトンポンプ阻害薬です。


従来の阻害薬だと、効果が出るまでに数日
かかっていたのだが、新薬のボノプラザンは
作用の仕方が違い、酸によって活性化する必要がなく
胃酸の分泌をより強く抑える事が可能で
効果も出やすいと言われています。


女性は飲んだその夜から翌朝までぐっすり眠れた
半年もしたら徐々に体調も回復していきました
ボノプラザンの副作用は
湿疹や肝機能障害が出る事もある
他の治療薬はこのようになっています。
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市販薬を使用しても、週に3回程逆流性食道炎の
症状が出たら内視鏡検査を受けるようにしましょう。


薬でも改善されない場合は、手術の選択もある
噴門形成術という手術、噴門を補強してあげる
というものです。


逆流性食道炎から思わぬ病気に

70歳女性、50代の時に逆流性食道炎と診断された
ある合併症を引き起こしていた、それはバレット食道。


バレット食道というのは、逆流性食道炎を放置したり
中途半端に治療を終わらせてしまうと、胃酸があがり
食道の粘膜が胃の粘膜に変化するというもの
これをバレット食道といいます、一度こうなると
二度と元に戻ることはありません。


更に噴門から上3㎝以上バレット食道になってしまうと
食道腺がんになるリスクも高まってしまう。


女性のチョイスは、逆流性食道炎の治療を
根気良く続けることを選択しました
薬を飲むことでバレット食道の進行を
食い止めています。


バレット食道かどうかは内視鏡検査で調べて
治療法は逆流性食道炎と同様です。


逆流性食道炎の合併症として、バレット食道
以外にも、吐血、つまり食道がかなり痛めつけられ
傷つき出血する、これで救急車で運ばれることもある
更に食道狭窄といい、食道が細くなることも。


新しいタイプの胸焼け?

51歳女性、数年前から明け方の胸焼けに悩まされていた
決まって明け方だったようです。


眠る姿勢を変えたりして工夫したが変化はなし
上半身を起こすと少し症状が落ちつく。


そこで消化器内科を受診して調べてもらうと
非びらん性逆流(NERD)という病でした
この病気は若い女性に多い。


食道が過敏な状態になっているのです、通常でも
胃液は食道に侵入する場合がある、この時
食道が何らかの原因で過敏になっていると
僅かな胃酸でも食道が過敏に反応してしまうのです。


食道が敏感になる理由はわかっていないが
考えられることはストレスだと言われています。


女性は治療をするにあたり
プロトンポンプ阻害薬を服用したが
あまり効果は見られなかった


プロトンポンプ阻害薬が効かない場合は
・漢方薬 胃の働きをよくする
・抗不安薬 ストレスを軽減する

という事を行っていきます。


更に詳しく検査をする方法としてPHモニタリングがある
胃酸が逆流する頻度や時間帯を24時間
かけて計測をします、そして原因を特定し
治療方針を立てていく、食事もできるが
入浴は出来ない、入院して行います。