チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

頻尿と尿漏れ、原因や治療はどうすれば?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2017年6月10日放送のチョイス、今回は
頻尿と尿漏れについての特集です。


目次

頻尿や尿漏れ、残尿感に悩む人はこんなにもいる!

頻尿は排尿回数が起床から就寝までの間に8回以上
7回以下でも困っている場合は頻尿
という事になっている
悩まれている方は、昼間頻尿で推定3300万人で
夜間頻尿が推定4500万人となっている。


尿漏れは、用を足してからあっ・・
っていう自分の意思とは関係なく尿が漏れる事を言う
悩まれている方は推定1100万人。


残尿はトイレに行ってもすっきりしない
まだ出る気がしてトイレへ行くという症状
悩まれている方は推定1200万人。


61歳の男性、毎朝会社から40㎞離れた会社へ
行ってましたが、3年前のある日、会社へ行く時に
突然激しい尿意を催しました。


今すぐしないと漏れてしまう、というくらい
尿意が強かった、それが一日だけではなく何度も
続いたのです、そのため仕事へ出かける前に
水分を控えたり、トイレを済ませたりしていた。


それにもかかわらず、一度は激しい尿意が・・・
運転をしながら公衆トイレを探してしまう始末
同時に夜の尿意もひどくなっていった・・・
一晩に5回から6回起きるようになった。


1時間おきに襲ってくる尿意、最初は酒を
飲み過ぎたせいだと思っていた、次第に
寝ているのか起きているのかわからない状態に
なっていき、更に時が経って昼間にも尿意を
感じるようになっていった、それが1年続き
まともな生活が送れないと思い病院へ。


残尿検査や超音波検査をしました
検査の結果、前立腺が大きくなったため
膀胱が過活動になり生じたのが
『過活動膀胱』
という状態です。


排尿の仕組みは正常の場合、腎臓から尿が作られ
それが膀胱に溜まっていく、いっぱいになると
脳が感じて排尿を促すよう指令を出す
その結果、膀胱の筋肉が収縮し尿を出す。


所が男性の場合は、前立腺が肥大化し
肥大すると尿道や膀胱が圧迫し尿が溜まったと
勘違いをして尿を出すよう脳が指令を出す。


また前立腺が肥大したことによって
膀胱が排尿をするためより力を入れてしまい
より活動的になる、これが前立腺肥大による過活動膀胱。


前立腺の肥大がどうして起こるのかは医学的にも
わからないことが多い、しかしそうではないか?
という事は少しずつ分かってきている。


例えば男性ホルモンが加齢により段々と分泌が
減少していく、そして女性ホルモンが男性にも
僅かながらあるので、そのバランスが崩れていく
という事があるため肥大する可能性がある。


次に生活習慣病とも関係しているといわれる
誰でも肥大化する可能性がありますね
50代には3割、60代で6割、70代で8割程度の方が
前立腺は肥大していると言われている。


一番ひどい状態は尿閉といい、膀胱が膨らんでも
尿を出せない状態を言います
急になった場合は激痛に襲われるのですが
慢性的になってくると痛みが出てこないとのこと
寝ている間に漏らしている事があり
これを溢流性尿失禁といいます。


女性にはないのか?と思うでしょうがあります
女性の場合前立腺はないですが、その分
尿道が短く、切迫性尿失禁という事がある
女性のみならず男性にもあります。


急に尿意が起こり、我慢できずに漏らしてしまう
ふとしたことで出るというのが多いとのこと。


切迫性尿失禁の原因として考えられるのが
脳と膀胱の間の情報伝達がうまくいかなくなる
という事が考えられる。


男性はどういう治療を行ったのか?

男性はあるチョイスをしました、それは何かというと
薬の治療から始めました、α1遮断薬とβ3作動薬の2種類。


α1遮断薬は前立腺の筋肉を緩め、尿道を広げる
β3作動薬は膀胱の筋肉を緩めて膀胱を広げる
これで尿の出を回復させる。


そのおかげで男性は、夜は1回、昼間は3回から4回に
排尿の回数が減りました、睡眠時間が
確保できるようになったでほっとしたとのこと。


α1遮断薬の他にも、PDE-5阻害薬という薬もある
これは前立腺が非常に大きくなっている場合に
処方される、5α-還元酵素阻害薬というのも
処方されることがある、これらが前立腺を小さくする。


β3作動薬の他には抗コリン薬というのも
処方されることがある、これは副作用として
口が渇く、便秘になりやすい
というものがあります。


女性の場合は、前立腺がないので抗コリン薬や
β3作動薬を処方されるようです
男性も女性もですが
大体数週間から3ヶ月程度で良くなっていくとのこと。


次に手術をする治療法ですが
経尿道的前立腺切除術というのがあり、尿道から
電気メスを入れていき、前立腺をくりぬいていく


他にも経尿道的前立腺核出切除術といい
前立腺をきれいに切り取って膀胱へ移動させ
そこで細かく砕いていく、そして砕いたものを
取り出していくという手術法、お腹を切らないでも
大きな前立腺を取り出すことができる。


更に光選択的前立腺レーザー蒸散術という手術は
レーザーで前立腺を焼き切っていくという方法
出血はほとんどないとのこと。


前立腺切除をすると射精障害が起こります
手術が必要な場合はどういうときなのか?

・全く尿が出ない尿閉を繰り返す
・尿路感染症を繰り返す
・血尿を繰り返す
・膀胱結石を合併している
・尿閉によって起きた腎不全を合併している
・薬による治療で改善がみられない

という場合は手術を検討するようです。


更に過活動膀胱、生活の注意点ですが

・水分を摂りすぎない
摂りすぎると更に頻尿になる

・カフェイン、アルコールを控える
利尿作用があるので膀胱が活発に

・便秘を防ぐ腸が膨らみ膀胱が圧迫されて活発になる

・膀胱訓練
尿意を少し我慢して、尿を溜められる量を増やす
我慢するのを5分程度から始め、少しずつ伸ばしていく

ということを行うようにする
排尿感覚が2時間から3時間になるのが理想的です。


また女性は減量をすると頻尿が良くなると言われている
その理由は太っているために腹圧がかかるため
男性にも減量の効果はあるが
女性の方が効果は大きいと言われています。


女性の尿トラブル

58歳女性、最初の症状は30代の頃から
子供を出産した直後から、重いものをもったり
くしゃみをすると尿漏れをすることがあった
50代に入ると尿漏れの状態が悪化した
ちょっと駆け足をしたり、階段を上り下りする
だけでも尿が漏れるように・・・


尿漏れパッドが手放せなくなった
人にも言えずなんて情けない・・・という
状態にまでなりましたが、4年後に女性と同じような
体験談を新聞で見かけたのです。


そこで女性はチョイスをしました、それは新聞に
載っていた病院へ行ったのです、そこで
尿失禁量テストをしました、水を500ccのみ
膀胱に水が溜まっている状態にし
歩行や階段の上り下りを30分、椅子に座ったり
立ったりを10回行ったり、強くせき込む事を10回
腰をかがめて物を拾う事を10回、手を洗う行為を10回
結果は、50gの尿が漏れていました。


女性の尿漏れの原因は
『腹圧性尿失禁』でした、これはお腹に強く力が入る事で起きる尿漏れ


どうしてこうなるのかというと、ポイントは骨盤底筋にある
骨盤底筋は膀胱の下にある筋肉で、内臓を
ハンモックのように支え、尿道を締める役割をしている。
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しかし骨盤底筋が弱まると、尿道が緩み傾いていく
なので弱い腹圧でも尿が漏れてしまうのです。


女性の治療には手術が選ばれました
メッシュ状のテープを膀胱に引っ掛けて
崩れないように支える手術です、TVT手術といいます。
費用は大体10万円から12万円となっている。


注意点もありまして

・妊娠、出産予定の方は避ける
・ステロイド剤を飲んでいる方は医師と相談
・手術後1ヶ月間は激しい運動、自転車
 重いものを持つのを控える
・肥満に気を付ける

女性は尿漏れが治ったらやりたいこと
乗馬が出来るようになりました。


骨盤底筋が緩む原因は
出産、加齢、肥満、閉経などがあります
女性の尿失禁の割合は
腹圧性が5割、切迫性が2割、この2つの混同性が3割です。


手術以外にも薬での治療もあります、β2刺激薬は
尿道を締める筋肉の収縮力を高める薬です
副作用は手足の震え、動悸がする場合がある。


男性に多い、尿をし終わったあと尿がまた出る
というのは排尿後尿滴下といい、男性の骨盤底筋が
緩むと起きる、50代位から出てくる早い方だと
40代から出てくる場合もある。


男性の場合、尿を出す際ヘアピンカーブのように
なっている部分、尿道球位という部分があり
そこを押してあげると残っている尿もだせる。


骨盤底筋は鍛えられます、骨盤底筋体操
というのがあり、やり方も簡単。


瞬発力と持久力をつける体操です
大事なポイントがあり、お腹を出したり引っ込ませたり
ではなくて、肛門を中心にお腹の中に引き寄せて下ろす
という風に鍛えていく必要がある。


仰向けに寝て膝をたてる、瞬発力をつけるトレーニング
仰向けに寝てひざを立てて、お腹を動かさないで
骨盤底筋だけを引き上げて下ろす、これを5回行う
リズミカルに動かしましょう。


持久力をつけるトレーニング
骨盤底筋を引き上げて5秒止めるようにする
骨盤定期に力を入れる時息を吐き
肛門がお腹の中に吸い込まれるようなイメージで行う。


毎日継続して続ける事が重要です
効果が出るのは3ヶ月後くらいに出てくるようです。