チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

前立腺がんの治療法は多岐にわたる

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年9月5日放送のチョイス、今回は前立腺がんについて。
ここ最近増加傾向にあるガンだそうです。
10年間で倍増しているとのこと、初期では自覚症状が
ほとんどないので見つけるのが難しいよう。

目次

 

前立腺がんとはどんな病気か?

72代男性、2年前にある異変が・・・・それは
背中が痛くて自分では起き上がれなかった、家族に肩を借りて
立ち上がるのがやっとだったそうです、1週間ほど
痛みが続いたので、近くの病院へ行くと原因がわからず。

気になったので大きな病院で検査をすると、前立腺がんを告げられました。

  

前立腺は膀胱のすぐ下にある男性特有の生殖器です。
・前立腺液を分泌
・排尿をコントロール
という事が前立腺の仕事です。 

 

そこにがんができてしまうのが前立腺がん。
男性特有のガンで、多くが50歳以上で発症
自覚症状が出にくいので、見つけにくい。
72歳男性は、かなり大きくなっている状態でした。
背骨にも転移していました。
手術による治療は出来ない状態でした。

  

推測ではありますがこんなグラフがあります。

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東京オリンピックをする頃には前立腺がんは、日本の
男性で一番かかってしまうがんになるかも、という統計です。

 

前立腺がん増加の原因は?

まずは現在は高齢化が進んでいるので、これが原因かと。
50代から増加していて、60代後半から70代の男性には
よく見つかるガンと言われてます。

  

もう一つの増加の原因は、検査の精度が上がってきて
早期発見が可能になったこと、だそうです。

  

前立腺がんを早期発見するには?

早期発見して治療をすると、完治も可能と言われる前立腺がん。
ではどのようにして、早期発見するのでしょうか?
71歳男性が早期発見した方法を紹介。

  

2年前に早期発見に成功しました、きっかけは自宅に届いた
1枚の紙が、運命を変えました。
何かというと、前立腺がん検診の受診票です。
これを受けたんです。
板橋区では節目健診、という事でやっています。
5年区切りです。

 

どういう検査をするのかというと、PSA検査です。
PSAというのは前立腺の中にあるタンパク質で、通常血液中に
流れ出ることはありませんが、前立腺がんになると
これが血液中に流れでると言われてます。
通常4.0ngまでというのが正常値で、これを超えると
前立腺がんが疑われる可能性が・・・

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板橋区の検査を受けた方のデータです

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かなり多く見つかった印象がありますね。

  

71歳男性は最初は乗り気ではなかったのですが、奥様に
促されていったそうです、奥様がいないと思うと怖いですね・・・
治療をしたおかげで、PSA値も大幅に下がりました。

  

PSAというのは非常に優秀なマーカーなのでこの数値を
見落とさない限りは、まず前立腺がんの見落としは
ほとんどない
と言われてます。50歳を超えると
行っておきましょう!

  

前立腺肥大症、前立腺炎でもPSA値はあがるそうです。
それを確認するために、しこりがないか直腸診をします。

  

前立腺がんの治療法

3種類あります。

 

・手術
・放射線治療
・ホルモン療法

 

となっています。

  

前立腺がんは放射線治療も手術並みに効果的で、治療法としては
手術と同等にみているそうです。
前立腺内にとどまっている治療法ではこの2つがベストといえます。

  

ホルモン治療法は、前立腺は男性ホルモンを餌に
しているので、男性ホルモンの分泌を止めると
がん細胞を小さくなってきたりするそうです。

 

治療のチョイスに悩んだケースとは?

81歳男性、この方ボディービルダー。
3年前に前立腺がんが発覚しました、人間ドックでPSA値が
高かったので、精密検査をすると見つかりました。

  

高齢という事もあり
手術は出来なかったので、ホルモン療法をすることに。
だけどボディービルダーなので、男性ホルモンが減っていくと
筋肉も落ちていくわけです、それだけは嫌だったようで
男性ホルモンを下げる薬は使わない治療を選択することに。

 

その前に前立腺がんの治療法

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手術はいいんですが、やはり性機能障害の事を考えないといけない。
現在は神経温存手術というのもあり、手術を受けた
7割の方はEDを避ける事が出来た
というデータもあります。

  

放射線治療は、長期間の通院が必要とされていて
大体1か月半から2か月で、月曜から金曜まで通い
放射線を10分から20分程度あてるそうです。 

 

ホルモン療法は3か月に1回注射を打つことで、男性ホルモンを
減らすことができます、飲み薬もあります。
一緒に摂るとより男性ホルモンを分泌しなくなります。
デメリットは骨が弱くなるという事です。

  

各費用は大体ではありますが、100万円から200万円。
ホルモン療法は継続していかないといけないので
一概にいくらとは言えないとのこと。 

 

話は戻りまして、ボディービルダーの方は
一体何の治療をしたのかというと、小線源療法。

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放射線治療のひとつで、低線量の放射線を出すカプセルがあり
大きさは5㎜ほどなんですが、これを前立腺の中に
50~100個ほど埋め込みます。

  

埋め込む場所は事前にシミュレーションしておきます。
他の臓器に当たらないように、位置を確認しながら入れていきます。
カプセルは1年間放射線を出し続けます。
カプセルは2度と取り出しません。
手術時間は1時間ほどです。

  

手術のおかげでPSA値は大幅に改善されました。
現在も元気にトレーニングをされています。

  

小線源療法を受けられる条件として
・前立腺の内側にとどまっている
・悪性度が低い
という事が挙げられます。

  

更に負担が少ない治療法とは?

63歳男性、3年前にPSA値が上がっていて、ごく初期の
前立腺がんが見つかりました。

  

医師から勧められた治療は意外なものでした、1年に1回
治療をしたらいいとのこと、年に一回前立腺針生検を
行うだけで、がんの進行具合を調べます。
肝心の治療は、観察治療で行きましょうと言われたそうです。

  

一体どういう事なんでしょうか?
最近の研究では、全ての前立腺がんは全部治療しないと
いけないわけではない、という事がわかってきたそうです。

  

ご高齢の方、悪性度が低い、という場合は大きくなる
スピードが遅く、前立腺から飛び出して
大きくなる可能性が低い
と言われてます。
なので、治療をしないで観察していくだけでも
いいのではないか?という方法。

  

これで数値が上がると、新たな治療法を選択していく
という事になっていきます、定期的に診ているので
安心ではありますよね。

  

データをきちんと管理されていますし。
検査は3か月から4か月に1度でいいとのこと。
以上です。