チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

網膜剥離の治療が遅れると失明の危険性もある

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年8月22日放送のチョイス、今回は網膜剥離について。
気を付けないと失明する可能性も・・・・
老若男女問わず、患ってしまう病です。

 目次

 

最も多いタイプの網膜剥離とは?

56歳男性、突然右目を網膜剥離に襲われました。
年始の初もうでの時に、歩いて職場に戻る途中
日差しが明るく見えてしまう、ちょっと気になる程度に。

  

職場で仕事をしていると、視界の上の方から
黒い筋のようなものが降ってきたそうです。
異物が入り込んだのか?って思い痛みもありませんでした。
その後目薬を差して、それから30分後に
新年のあいさつ回りへ行くために外へ出ると
目が真っ白く濁ってしまい、向こう側が見えなくなり
目はほとんど見えない状態に

 

その後病院へ行くと網膜剥離と診断されました。
網膜剥離と言うのは、簡単にいえばカメラのフィルムが
網膜に例えられて、それがはがれる病気なんです。
全部剥がれてしまうと物が見えなくなり、失明してしまう。
このように剥がれます、この網膜が脳に
映像を送っていると思ってください。

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この56歳男性は右目がほとんど見えなくなるまで
1時間という短時間で見えなくなってしまいました。
一体どうしてか?

  

眼球の中には硝子体というゼリー状のものが含まれており
加齢によって、硝子体液というゼリー状から
液体に変わっていきます

 

その硝子体液が網膜をめくってしまう事があり、その
はがれた所に硝子体液が侵入すると、網膜をはがしてしまうのです。
一旦入っていくと、段々網膜をはがしていきます。
病院へ行くのが遅くなってしまうと、失明のリスクが高まります。

  

この56歳男性は緊急処置を受けました。
網膜にあいた穴が広がらないように、レーザーで焼き固める
レーザー治療を行いました。

  

この治療でははがれた網膜は元に戻りません。
そこである選択をしました、それは手術。
早い方がいいというのを調べたので、処置をした翌日に手術。
受けた手術というのは、硝子体手術。

  

眼球に小さな穴をあけて器具を挿入、そして硝子体と
硝子体液を吸引し、特殊なガスを入れて
ガスの浮力を利用してはがれた網膜を元に戻すという手術。

  

ゼリー状の硝子体が液化し始めるのは50代以降です。
手術後は、ガスがある状態なので
うつ向きの姿勢で寝る必要があります。
歩くときも下を向いて歩くと。

 

ガスは1週間から2週間で自然と抜けていきます。
56歳男性は手術をして1週間後に退院し11日後に仕事復帰をしました。

  

硝子体の液化というのは50代以降に顕著にみられると
言いましたが、すでに10代の頃からほんの少しずつ
液化が始まっていると言われていまして、これが
50代になると急激な進行をするとのこと。

  

手術に関してはガスを送るほかにも、レーザーをあてたり
冷凍でくっつけたりという事も行っているようで
網膜がひっつくのは2週間ほどかかるようです。

  

ガスがなくなってからは何もいれないのか?と
思ってしまいますが、目から水が出てきて
硝子体のあった場所に溜まるそうです。

 

うつ伏せは手術後は24時間はほとんど下を向かないと
いけませんが、それからは1時間下を向くというのを
数回繰り返すという感じに。
費用は硝子体手術のみで約12万円で、白内障がこれに
加わってくると約14万円となります。

 

なぜ白内障も?って思いますが、手術をした時
ガスを入れて、それから自然と水が硝子体が
あったところに溜まってくるんですが
この治療をすると、白内障になってしまうリスクが
上がってしまうと言われてます。

  

50歳以上の方では9割は白内障になってしまいます。
なので白内障の手術がついているのです。

 

若い人でも要注意

年代別の発症割合

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20代のグラフはちょっと上がっていますね、若い人でも
発症するんです、症例を紹介。
39歳女性、妊娠中だった2014年に症状が・・・・

  

ある日プリントを見ると、とても見にくい感じが・・・・
上に何かあるイメージ。
左目の上の方の視野が欠けていました

  

ですがこの39歳女性は、コンタクトを使用していたので
コンタクトが汚れていたのかなと、最初は思ったそうです。
酷くはないので、病院へはすぐにはいかなかったとのこと。

  

ですが5か月放置していて、その後出産などでバタバタしていて
病院へ行けなかったんですが、夫が目の事を気にして
いたので病院へ行くよう促していくことに。

  

行けば網膜剥離と診断されました、30代と若いのに
どうして網膜剥離になってしまったのか?
その原因は、近視

  

左目の視力は0.1で強度の近視は網膜剥離の原因と言われていて
強い近視の人って、眼球の奥行きが長いので
網膜が引っ張られているようになっていて
薄くなるか所があって穴が開きやすくなるのです。

  

また、若い人の場合は網膜剥離に気づきにくい。
39歳女性の場合は、すぐに病院へ行くのが遅れたので
進行が早く、すぐに手術をすることに。

  

この女性が受けた手術は強膜バックリングという手術。
どういう手術かというと、網膜の外側にシリコンでできた
スポンジを縫い付けて、眼球の内側に向けて圧迫します。

  

若い人の場合は硝子体もゼリー状なので、この硝子体からも
網膜の剥がれた方へ圧力がかかります。
その結果はがれた網膜がくっつくとのこと。
その後は、子供たちと元気に遊べるようになりました。

  

強膜バックリングは簡単な手術で、局所麻酔でやります。
あの押さえたスポンジというのはずっと
目の外側に置いておくそうです。
押さえておかないと網膜が剥がれてしまうので。
シリコンスポンジはこのようなものです。

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大きさはありますが、網膜剥離の範囲によって
切って小さくして付けるという事もされます。
この治療をしたからといって、近視が治るわけでは
ありません、また乱視になったりすることもあると。
費用は10万円ちょっとします。

 

どの程度の近視だと危険があるのか

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0.3くらいからなんだ・・・私は視力それ位のはずのような・・・

  

網膜剥離の前兆とは?

網膜剥離に前兆があると言われています、20代の頃に
網膜剥離を経験した男性、ある前兆があったんだとか。

 

それは、白い壁や天井を見ていると黒いシミが見えた
目の端の方で。
他にも蚊みたいなものが飛んでいったり
これを飛蚊症といいます。

 

この飛蚊症、目の中の硝子体と関係していて
硝子体の中には水と繊維が並んでいて、それが老化や
近眼が強かったりすると、繊維がちぎれたり、よじれたりします。
その状態を目で見ると、糸くずや蚊のように見えるそうです。
このような感じに。

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これは誰にでも起こることがありますが、心配はあまり
しなくてもいいんですが、網膜が剥がれて出血してしまうと
飛蚊症とよく似た症状になります。
なので、心配ない飛蚊症と心配な飛蚊症は区別できないので
一度病院で早めに診察する必要があります。

  

どういう検査をするのかというと、眼底検査をします。
網膜剥離がはがれた人の眼底の写真。

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正常なのと比べると、真ん中の辺りに穴が
開いたような感じになっていますね。

  

網膜の出血を伴う事で起こる飛蚊症は、糸くずや蚊のように
見えるものが、色が濃くなりカラスが飛んでいるみたいな感じで
大きく見えたりするそうです。

  

もう一つ飛蚊症のような感じの症状があります、それは
なにかというと、光視症というもの。

  

光視症というのは、暗い場所や目を閉じたときに存在しない
光が見える現象です。
目を閉じたとき、暗闇の部屋にいる時にそうなってしまうと
光視症の疑いが・・・

  

どうしてそうなるのかというと、網膜が引っ張られたときの刺激が
脳に伝わり光として見える
と言われてます。
視野の端の方で起こりやすく、片目だけで起こることが多いと。
上記2つの症状が出ている場合は早めに病院へ行き検査を。

  

ほっしゃんと同じタイプの網膜剥離を味わった、眼科医の金子さん。
右目の異変が出たのは、今年春。
診察しているときに、瞬きをしたら右目に違和感が・・・
黒い〇が数秒間みえるようになっていました。
そこで検査をすると、滲出性網膜剥離と診断されました。

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矢印の所に水分が溜まり網膜が剥がれていました。
その原因は、疲れやストレスが誘因だそうで、働き盛りの
男性がなってしまうそうです。
ストレスや過労が引き金となり、網膜の一部が剥がれてしまい
水が溜まってしまうと。

  

金子さんの治療の選択は、ストレスをためないように
ゆっくりと生活をしたそうです、この病はしっかりと
休息をとり、ストレスをためないことがいいそうです。 

 

ストレス、過労が原因の網膜剥離の場合、3か月程度で
水がなくなって自然になおる人も多いとのこと。
再発する可能性は高いので、症状によっては
レーザー治療などを行う場合もあるそうです。

  

糖尿病が原因で網膜剥離になる可能性もあるようです。
網膜への血流が途絶えて、新たに網膜から
血管が作られます、それが硝子体内で作られて
血管の根元はかさぶたのようになり、その血管は
固くなって引っ張られて、網膜剥離が起こるのです。

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この場合は硝子体手術を行います、これで血管を
取り除きます。
以上です。