チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

足のしびれから命にかかわるような病が見つかることも

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年6月20日放送のチョイス、足のしびれ特集。
私はあまり経験したことないんですが、辛いらしいですね。
どういう内容なのかまとめてみました。

 目次

 

 

足のしびれに潜む病気とは?

堀内さん、5年前に突然足のしびれを感じたんだとか。
太ももから足の付け根にかけて。

  

徐々にしびれが強くなってきましたが、少し休むと治り
ましたが、気になって整形外科を受診しお薬をもらいましたが
しびれはますますひどくなっていきました。

  

半年前についに酷いしびれで歩けなくなりました。
トイレにすらいけない状況に。
そこでしびれ外来がある病院へ行きました。

  

検査をすると背骨に異常が見つかりました、脊柱管狭窄症です。
脊柱管狭窄症というのは、背骨の中に脊柱管があります。
その中に神経があります、堀内さんは腰の辺りの
神経を圧迫していて、脚のしびれがおきていたんです。

  

その後神経の圧迫を取り除く手術をしました。
どういう手術かというと、骨を少し切り取って開き
神経を圧迫している部分の組織や骨を取り除く手術
脊柱管狭窄症は圧迫を取り除くことが治療の基本です。

  

堀内さんは手術後リハビリを終えて歩くくらいまで回復。
しびれはなくなったそうです。

  

脊柱管狭窄症の症状の特徴

 

・ジンジンとした痺れを伴う
・歩いていると強いしびれ
・間欠は行(少し歩くとしびれと痛みで歩けなくなるが休むと歩けるようになる)

 

椎間板ヘルニアとの違いは?
椎間板ヘルニアとの違いというのは、痛みの持続性。
椎間板ヘルニアは痛みが自然に治る時があるが
脊柱管狭窄症の場合、痛みが自然に治ることがない。

  

椎間板は形を変えることがあるので、それが神経に触れなく
なってしまうことがあるんだとか、それで痛みが急に
なくなるというまれなことが起こるようです。

  

脊柱管狭窄症が悪化すると、ぼうこう直腸障害というのを
発症する可能性が・・・
症状は、頻尿、排尿困難、便秘、下痢など。

  

手術をしてから退院までの期間は大体10日くらい。
手術の翌日からリハビリは始まります。
脊柱管狭窄症の手術費用は、1椎間で入院も込みで3割負担で20万円

  

脊柱管狭窄症にならないように気を付けたいことは
前かがみにならないようにすること。
これはかなり脊柱に負担がかかるようです。
難しい話ではありますが・・・・

  

足のしびれに潜む他の病気

野村さん77歳、最初の異変は7年前。
左足のしびれ、冷え性に気づきました。
痛さとしびれで、おまけに足が冷たいと。

  

しかし3年前に寝ているときにまでしびれに襲われるように。
そのしびれや痛みは震えるくらい。
そこで病院へ行ったんですが、原因は骨や神経ではなくて
血管だったんです。

  

左足の血管に血液が流れていなかったんです。
これを閉塞性動脈硬化症といいます。
脚の太い血管で動脈硬化が起こっている状態です。

  

しかも野村さんは、お医者さんから
このまま悪化すると足を切断しないといけない可能性があると
宣告されました。

  

どうしたら治療できるか、そこでお孫さんが
他の病院を見つけました。
日本大学医学部付属板橋病院というところ。
血管外科という所を受診しました。

  

野村さんはまずABI検査というものを受けました。
足先にどれだけ血液が流れているかを見る検査。
両腕と両足の血圧を測ります。

 

本来なら両腕と両足の血圧は一緒でないといけません。
ですが野村さんは、腕の血圧は180と高めですが
脚の血圧はなんと27、比率は0.15(正常値は1~1.4)
これは極めて悪い状態とのこと。

  

更に詳しく検査をすると、足の血管が詰まっている長さは5㎝。
比較的短い長さで詰まっているとのことでした。
それで検査の翌日手術をすることに。
その手術はカテーテル手術。

  

詰まっている血管の所まで、カテーテルを入れてそこで
風船を膨らませます、その膨らんだ状態をキープして
カテーテルを抜きます、そしたら詰まっている血管は
広がった状態のままという事になります。

  

そしてステントという膨らんだところを補強する金具を
入れてこれで手術は終了となります。

  

カテーテル治療が終了したとたんに、しびれや痛みは
なくなったそうです、即効果ありというやつですね。

  

翌日ABI検査をすると、足の血圧は27しかなかったのが
134まで回復、比率は0.84まで回復しました。

手術から3年たった今でもしびれは起こってないようです。

  

この閉塞性動脈硬化症は、酷い人だと大動脈で起こって
しまうんだとか、ちょうどお腹の辺りで動脈硬化が
おこってしまうと、両足があのような症状になる。
腸骨動脈でも動脈硬化が起こるとも言われています。

  

また寒くなると血管が収縮し、冬場は症状が悪化すると
言われています。

  

野村さんにカテーテル治療をしたのは長さが5㎝だったから。
それ以上長い場合だと、カテーテル治療は出来ない
わけではないですが、長持ちしないようです。
ステントも長いものはありますが、それをしてしまうと
また閉塞性動脈硬化症を再発する危険性も。

 

閉塞性動脈硬化症の原因は

 

・脂質性異常
・糖尿病
・高血圧
・喫煙

 

などが挙げられています。

  

閉塞性動脈硬化症を進行度別にみてみましょう。

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前であった間欠は行というのがありましたね。
閉塞性動脈硬化症の症状として、どういうしびれが
あるのかというと、正座をした後に襲ってくるしびれ
ありますよね?それがずっと続くと考えてください。

  

野村さんは4度だということでした、この場合切断
というのを頭に入れないといけませんが、この確率が
3割から4割、切断しないといけないと。
更に2割の方が命を落としてしまいます。

  

また下半身に血液が流れないという事で心臓にも
負担がかかっています、心臓は血液を下へ送ろうと
一生懸命ですからね。

  

ABI検査の費用は300円です、一度しびれが気になったら
受けてみてもいいかもしれませんね。
ただし、循環器を専門とする医療機関だけだそうです。
60歳以上の方は、閉塞性動脈硬化症のリスクが高まるようです。

  

カテーテル治療のやり方

まずカテーテルを入れる場所ですが、大体太ももの血管から。
たまに腕から入れる時もあるようです。
野村さんの場合は、反対側の太ももから入れたそうです。

  

入れるとガイドワイヤーという物が中から出てきて
詰まっている所まで伸ばしていきます、詰まっている所から
先は行くことが出来ないので、つっついたり
ほじったりしてさらに先へ進んでいきます。

  

5㎝くらいですと30分くらいやるとすーっと通るようです。
石灰化した血管の場合は、普通のつまりより硬く
先へ進みにくいので、更に固いガイドワイヤーに付け替えるそうです。

  

そして詰まったところに膨らませる部分をあてて
空気を入れて膨らませていきます。
約1分間拡張します、そして空気を抜いてしぼめる。

  

石灰化した血管って、石っていうのがあるようにそれだけ
硬くなっているようなんです、最悪硬くて
カテーテルを通すことが出来ない場合は、カテーテル治療を
やめてしまう場合もあるようです。
ダメな場合はバイパス手術をします。

  

バイパス手術というのはこういう感じに手術をします。

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詰まっている所を交わして、新たな血管を取り付けます。

 

 

要注意、糖尿病のしびれ

改めて閉塞性動脈硬化症の原因です。

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矢野さんのケース。
6年前から糖尿病を患っています。

  

糖尿病の薬を飲み、医師の診察もきちんと受けていました。
しかし2年前にしびれに襲われるように。
特に足先がしびれたようです。

  

そこでしびれ外来を受診すると、糖尿病が原因なんじゃ
ないかという結論に。

  

糖尿病も結局は血管の病気という事で、神経も一つの臓器
血流障害も起こしますので、神経伝達のスムーズさが
なくなりしびれが始まると、考えられています。

  

糖尿病でしびれが起こることはまれなことではないようで
糖尿病を患うと、3つの病を必ずと言っていいほど発症します。

  

1つは腎臓病、腎臓の血管が壊れ透析治療を受けないといけない場合も
2つ目は網膜症、目の血管が壊れ失明に至ることも。
3つ目が神経障害、手足がしびれや痛みに襲われます。

  

いわば閉塞性動脈硬化症の予備群という事になります。
そこでしびれ外来の医師と糖尿病の医師が相談して
治療を行っていくことに。

  

1番大事なのは糖尿病をきちんとコントロールすること。
糖尿で大切なのは、お薬をきちんと飲むことと
食生活を管理することを指示されました。

 

しびれは、しびれを改善する薬をもらって飲むことに。
矢野さんの奥さんは食事の管理が甘かったと考えていました。

  

若い時と同じように食事をしていたんだとか、特にたくさん
食べていたのはミカンでしたが、先生に指導してもらったのもあり
糖尿病対策を徹底しました。

 

食べる量を減らして、食事を管理するように。
おかずも野菜中心に、努力した結果、154あった血糖値も
117まで改善されました(正常値は109)
悩まされたしびれは、ほとんど感じなくなってきたそうです。

  

糖尿病のしびれというのは、末端から起こるようです。
だから矢野さんは足先を言ってたんですね。
症状として、手袋を履いてないのに手袋を付けているような
靴下をはいてないのに靴下をはいているような感じで
しびれると糖尿病による、しびれを疑ってみてください。 

以上となります、読んでいただきありがとうございました。