チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

皮膚がん(メラノーマ)の特集、新薬ニボルマブの効果は?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年6月13日放送のチョイス、皮膚がんの特集。
ほくろのような形なのに、実はがんだった。
通称メラノーマとも言われます。
発見が遅れると生存率がぐっと下がるがんとも。

 目次

 

 

皮膚がんとはどんな病気か?

飯島さんのケース。
背中に皮膚がんが出来ました、最初はシミだと思ってたんです。
大きさはわずか8㎜ほど。

  

気になった飯島さんは病院へ、そしたら皮膚がんといわれました。
皮膚って4層になっています。

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一番下の基底層に皮膚がんが発生したんです。
これがだんだんと皮膚のうえの方にあがってきて、シミとなる。
飯島さんは基底細胞がんというがんでした。

  

基底細胞がんの特徴

基底細胞がんの特徴として、がんという名前は
ついているが99%以上転移しないと言われてます。

 

だけど奥へ奥へ入っていくので
皮膚にできると次は皮下脂肪、筋肉、骨という風に
潜っていくがんなんです。

 

飯島さんの場合、大きさが8㎜だったので切り取ることで
治すことが出来ました、発見が遅かったらと思うとぞっとしますね。

  

だけどすべて切り取れるわけではありません。
中には転移の危険性があるケースも・・・

  

徳永さんのケース

29歳の時に皮膚がんが見つかりました、その皮膚がんは
肩にほくろのようなものができてました、大きさは1.7㎝

  

冬場に多少かゆくなることがあったが、出血を
することはなかった、だけど気になって病院で検査をすると
悪性黒色腫(メラノーマ)と診断されました。

  

悪性黒色腫は転移の可能性が高いがん

特に肺に転移するのが一番多いと言われていて
続いて肝臓、脳、骨という順番

 

がん=死というのを徳永さんはかなり意識してしまいました。
メラノーマも基底層でできるがん、メラノサイトががんとなり
段々増殖していくというものです。
更にがん細胞自体、移動する力があるので転移が早い。
全てのがんの中でも危険ながんと言われています。

  

基底細胞がんは日本人に一番多いがん。
おまけに85%以上は首から上にできると言われてます。
メラノーマに関しても、25%以上が足の裏にできると言われてます。
変なほくろが足裏にできたらメラノーマを疑う。 

 

皮膚がんは本当に薄いところでできるのです、画像を見てください。

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たった0.1㎜から0.3㎜の世界です。
もはや測れないですよね。

  

基底細胞がん、メラノーマの他にも有棘層という
所にできるがんもあります、有棘細胞がんと言われてます。
有棘細胞がんも、首から上にできやすいがん、50%ほどで
手術の9割で治るようです、だけど転移の可能性があるとか。

  

高齢者ほど、基底細胞がん、有棘細胞がんはできやすく
メラノーマに関しては年齢は関係ありません。
皮膚がんは紫外線が大きく影響していると考えられています。

  

どうやってがんを発見したのk?

飯島さんのケース、発見のきっかけはある出来事。
いつものようにお風呂に入りあがって
体をふいていたら、血がついていました。

  

背中から出血していたんですね。
それが2回続いたのでこれはおかしいと。

  

そこで国立がん研究センターへ行き、ダーモスコピー検査
しました、これは皮膚を10倍に拡大してみる検査。
表面の様子を細かく見ていきます。
ダーモスコピー検査で拡大してみると、普通のほくろと
基底細胞がんではこれだけ違います。

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メラノーマの場合はこう。

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検査時間はわずか3分くらいでわかります。
飯島さんは基底細胞がんが見つかり、すぐに切除手術。
今では年2回の定期検診をするくらいで大丈夫だそうです。

 

徳永さんのケース
発見のきっかけは、夫の一言。
そのほくろが変だと。

 

それで近所の皮膚科で診てもらうとそこの医師はメラノーマを
疑いました、形が左右非対称、周りに色が染みだす
色ムラもある、サイズも17㎜と大きかったので大きな
病院を紹介してくれまして、結果メラノーマと判明。

 

そしてすぐに摘出手術をしてメラノーマを取り除きました。
しかし、恐れていたことが・・・左わきのリンパ節に転移してました。

  

それから左脇のリンパ節の摘出手術を受けました。
手術は成功して現在は転移はしていません。
メラノーマの再発のリスクが高いのは、術後2年以内。
それから次は3年以内、と言われてます。
そこを超えればかなり再発のリスクは下がります。

  

徳永さんは1か月に1回、インターフェロンという薬の
投与を受け続けています。
現在徳永さんは術後2年を超えています、半年に1回の
定期検診がとても怖いでしょうね・・・・

 

メラノーマの5年生存率です。

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危険なほくろ、シミの見分け方

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ここでお医者さんが注目しているのは

 

・大きさが6㎜以上
・だんだん大きくなる

 

というのを気にするようです。
またダーモスコピー検査は200円から300円で行えます。

  

皮膚がん、期待の新治療とは?

佐藤さん73歳、太ももにできたほくろがメラノーマでした。
痛くもかゆくもないので放っておいたと、それから
4か月後位に太ももの付け根を触るとぐりぐりしていたと。

  

そして検査へ行くとメラノーマと診断。
太ももの付け根がぐりぐりしてたのは、リンパ節に転移していたから。
他に転移がないか調べると、上半身と下半身をつなぐ筋肉に
転移してました。

  

手術を考えましたが、その筋肉の部分を取るのが昔くてできない。
とってしまおうものなら、右足切断か一命を落とすかという状況でした。
そこで最新の治療法をチョイスしました。

  

ニボルマブと手術をするという選択

まず手術で安全に取れるところは取ってしまい、それから
手術で取りにくいところは、ニボルマブで治療をすると。

  

佐藤さんは手術で取れるところはとりました。
それからはニボルマブの治療になります。
このニボルマブという抗がん剤は少し特殊です。

  

どういう事かというと、普通だったらがん細胞めがけて
抗がん剤というのは攻撃するんですが、ニボルマブの対象は
免疫細胞なんです。

  

本来免疫細胞はがんを攻撃するんですが、がん細胞は
免疫細胞の戦う力を奪い取る力を持っています。
だから免疫細胞がなかなかがん細胞に勝てません。

  

だけどニボルマブの場合、その戦う力を奪い取られた
免疫細胞に力を再び与えて、がん細胞と戦えるようにしてくれる薬。
メラノーマの治療で初めてニボルマブは使われました。 

 

佐藤さんは数週間に一度ニボルマブを使った治療を行っています。
転移も確認されてませんし、取ることが出来なかったがんも
段々と小さくなっていってるようです。 

 

他のがんにも使われていて、今現在皮膚がん以外で可能性が
あるのは肺がんと言われていて、現在研究段階という所。
副作用も従来の、吐き気がひどいとか、髪の毛が抜けるという
ものではなくて、新たな副作用が出ているんです。

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更に、ニボルマブの費用ですが・・・高いです。
保険がないと体重60キロの方の場合、1回85万円となっています。
保険の三割負担で、それでも25万円となります。
体重で計算をするんですって。
だけど高額療養費制度を使えば8万5千円で済みます。

 

ほくろといえど侮るなかれ・・というやつですね。
以上となります、読んでいただきありがとうございました。