チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

頻尿と甘く見てほっておくと、がんや心臓の病だったということも!

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

2015年5月23日放送のチョイスは頻尿の特集。
高齢者、そして女性には多いと言われている頻尿。

 

 

 

2時間、3時間の感覚で目が覚めてトイレへ行く
1日に10回以上トイレへという人もいるくらい。
夜間頻尿に悩んでいる人は4500万人とも言われてます。

 

 

後はトイレへ行っても尿が出ないという人も。
悩みは様々ですね・・・

 

 

1日の排尿の回数(平均です)
・昼間は5回から7回
・夜は0回から1回(恐らく就寝中かと思います)
これを超えると頻尿だと考えられています。

 目次

 

頻尿で困った女性のケース

頻尿に長い間悩み続けた野中さん67歳。
昔から華道をやっていて、現在は華道の先生をされています。
頻尿になったのは30歳を過ぎたあたりから。

 

 

ドライブへ行ってあまり時間がたってないのに
トイレへ行きたくなる、どうしてこうなったんだろうと
思っていて過ごしていたら、いつの間にか
・午前中で8回
・全体では12回から15回
トイレへ行くようになりました。

 

 

お家から出る時は、出る前にトイレ。
そしてスーパーなどに買い物へ行き、到着したら
まずトイレを探す、そして会計前にトイレ・・・
トイレがないと不安でいっぱいなんですね。

 

 

あるとき治療のきっかけをつかむことになります。
華道の教室をしているのは上記で紹介しましたが
そこの生徒さんが、頻尿の事について
いい先生を知っていたので、一度行ってみてはどうか?
と教えてもらいました。

 

 

紹介された泌尿器科は
日本大学医学部付属板橋病院、泌尿器科へ。
そこでわかった頻尿の原因は過活動膀胱

 

 

過活動膀胱とは?

通常腎臓から出た尿は膀胱にたまります。
膀胱が尿でいっぱいになると、脳に信号が送られ
膀胱の筋肉を収縮させ排尿させます。

 

 

しかし野中さんの場合は、膀胱に尿が少ししか溜まってないのに
勝手に収縮をしてしまいます、これが過活動膀胱。

 

 

治療が必要な頻尿というのは
あくまで回数は目安という事になるんですけど、問題は
生活をするのに困っているかどうか。

 

 

正常な人、そして頻尿の人では排尿の量がこれだけ違います。
1日の平均排尿量は1500ml程度と言われてます。

 

過活動膀胱の方は回数が本当に多く1回で出る量が少ないですね・・・

 

 

どのような治療をしたのか?

野中さんが最初にした治療は投薬治療。
抗コリン薬という薬を飲みました、これは筋肉を
収縮させるアセチルコリンという物質が尿をためている
途中で出てしまい、膀胱の筋肉を収縮させてしまいます。

 

 

なので、抗コリン薬はアセチルコリンの動きを
止めてしまい、膀胱の筋肉の収縮を抑える役割を果たして
正しい排尿をさせるようにしています。

 

 

だけど野中さんは抗コリン薬を飲んでも変わりが
なかったそうです、しょうがないのかなとあきらめそうに
なりましたが諦めずにお薬を2年ほど飲み続けました。

 

 

抗コリン薬には副作用もあり、凄く喉が渇くそうです。
だけど飲み過ぎるとまたトイレへ行きたくなるので
口を湿らす程度に飲んでいたそうです。
そこで新たな選択肢を・・・

 

 

新しい薬が出たという情報を手に入れて早速先生に
話をしたら、変えてみようという事になりました。
その薬がβ3作動薬という薬。

 

 

β3作動薬は膀胱の筋肉をゆるめて広げる働きがあります。
そうすることで膀胱が大きくなり尿をためる量が
増えるので、排尿の数が減るとされています。

 

 

野中さんは、抗コリン薬とβ3作動薬を併用して飲み
3か月後には1日7回に減少しました。

 

 

抗コリン薬にはさらにこういう副作用も。

・口の渇き 便秘 目の渇きなど。

30年以上も使われている、過活動膀胱では
標準的な薬だそうです。

 

 

β3作動薬は、膀胱が本来持つ力を戻してあげる薬。
膀胱にはもともと広げる力があり、それだけ
尿をためる事も出来ます、過活動膀胱ではそれができませんが
β3作動薬を使うと膀胱を広げることができます。

 

 

治療の流れとして
最初は抗コリン薬⇒効果不十分で副作用が出る⇒β3作動薬
という流れだそうです。

 

 

使用できない人もいます。
・不整脈
・妊婦さん 授乳中の方
です。

 

 

お薬代は
1か月1000円から2000円です。
保険3割負担で。

 

運動でも頻尿を予防することができる

運動で予防をするという方法もあります。
骨盤底筋というのが肛門、尿道のところにありまして
そこを鍛えるんです。

 

 

鍛え方は尿道や肛門を3秒から5秒締める
その運動を20回やり、1日に4セットから5セットする。

これだけでも何か月も続けると効果があるようです。

 

 

続いて膀胱訓練
トイレの頻度を減らすというトレーニング。
尿意を感じると、尿道を締める、そしたら少しだけ
尿意をやり過ごせ、トイレの間隔を長くします。

 

 

膀胱炎の人はやらないでください、悪化します。

 

 

その夜間頻尿、危険な病気のサインかも

御手洗さん79歳の排尿日誌なんですが、回数が多いですね~

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1時間おきに尿意で目が覚めるような生活を続けているそうです。
あともう1つ注目するのが尿の量。
平均が1500mlなのに、御手洗さんは2300mlも出ていたんです!

 

 

御手洗さんは山登りが好きな方で、山登りを
していた時に新たな異変が・・・
息切れがして苦しくなってきました。

 

 

タバコのせいだと思っていたようで気にもしなかったんですが
更なる異変が御手洗さんを襲います。
日課のウォーキングをしているとき、体に違和感を覚え
ベンチに座っていると脈が乱れていることに気づきました。

 

 

家にもどり血圧を測ってみると脈拍が120にも。
すぐに循環器内科で診察してもらいました、そしたら
不整脈による心房細動と言われました。

 

 

心房細動というのは、心臓のリズムが乱れて血が
淀んでしまいます、そして血の塊ができて
それが脳へいくと脳梗塞になったりする危険な病気。

 

 

不整脈と頻尿には関連があります、それは足のむくみ。
足のむくみがある日は、夜間のトイレの回数が多かったようです。
その理由は、心臓は動脈で血液を全身に送り
静脈で戻しています、加齢などで心臓が弱ってくると
静脈が弱まり、血液を戻せなくなります。

 

 

そしたら足にむくみができます、血液が溜まった状態ですね。
そのまま眠るとむくんだところににたまっていた血液が
全身に戻っていきます、そしたら心臓は血液の流れが多くなって
おしっこで水分を出せ!っていう指令を出します。
それで夜間にトイレの数が多くなり排尿量も異常に出ていたのです。

 

御手洗さんは現在不整脈の治療をして、心臓に違和感なく
生活をすることができています。
更に夜のトイレの回数も減りました。

 

 

こうやって病気の事を知ると足のむくみのこと気になりますよね?
そこでセルフチェックをする方法を教えてくれました。

 

 

脛骨のよこの部分を写真のように押してみます。

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5秒くらい押して離します、そしたら指の跡がすぐに
消えなかったりするとか、指の跡がついてしばらく消えない
靴下の後がつく、靴が脱ぎにくい
などがあれば
むくんでいる証拠です。

 

 

解消する方法として、弾性ストッキングというものがあります。
これをはけば軽く締め付けられる感じでむくみが取れるようです。

 

 

頻尿を引き起こす病気がこれ。

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頻尿で悩んだときは泌尿器科へ!

 

 

尿が出ない時のケース

鴨下さん77歳、きっかけは3年前。
大学の同窓会があって、楽しく飲んだり食べたりして
お家に帰ったらすぐ眠ってしまいました。

 

 

その後尿意を催したが、トイレへ行っても小便が出ないと。
下っ腹がパンパンになったんだとか。

 

 

奥さんがそれに気づいていたようで、すぐに
お薬屋さんへ駆け込み相談をしたら、お薬屋さんは
泌尿器科の先生に電話をしてくれたそうです。

 

 

夜に病院へ行き緊急検査、エコー検査をしてもらうと
尿道がふさがれているのが確認されました。
前立腺が肥大して起こっていたんです、これが
前立腺肥大症というやつです。

 

 

前立腺は膀胱の下にあります、男性だけの臓器。
これが大きくなると尿道を圧迫して
おしっこが出ない状態になります。

 

 

尿閉という状態になってしまい、そのまま放置すると
尿が腎臓に逆流して腎不全となり命の危険も。

 

 

前立腺肥大症が進んだ状態でお酒を飲んでしまうと危険。
大量飲酒⇒血管が充血⇒前立腺がむくむ⇒尿閉
という流れになってしまうんだとか。

 

 

そこで鴨下さんがした治療は、導尿。
閉じている尿道に直径5ミリほどの柔らかいカテーテルを入れて
溜まっている尿を全部だす
という治療法。

 

 

それから尿道を広げる薬も服用し、健康の為に
ウォーキングも始めました、それで何とか
元の生活を取り戻すことが出来ました。

 

 

加齢によって前立腺というのは肥大してくるそうです。
しかも多くの人が、男性の場合は避けられない病と
思った方がいいかもしれませんね。

 

 

前立腺の働きは、精子に栄養を与える前立腺液を作るんです。
だけどこれがどうして肥大するのか?というのは
今はまだはっきりとわからないんですが、可能性として
男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れるから肥大する
という風に言われています。

 

 

導尿の他にも、留置型カテーテルというのがあって
膀胱付近までカテーテルを挿入すると前立腺の
あるところでぶーっと空気を膨らませて強制的に
尿道を広げるというカテーテルなんです。

 

 

だけど長いこと入れておくと尿路感染などが起こるので
カテーテルを使っての治療は一時的なものと
思った方がいいと。

 

 

尿をしてなんか変だな~っていうチェックの方法ですが
尿ってどれだけ溜まっていても長くて30秒ほどで
溜まった分は全部出ていく
ようなんです。

 

 

もしそれ以上、1分を超える位排尿をしていると
それは排尿障害という事だそうです。

 

 

家庭でできる前立腺のチェックですがこれ。

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結果、点数でこういう分け方になっています。

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8点以上から治療の必要ありというやつです。

 

前立腺肥大の薬がこちら

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α1遮断薬は
筋肉をリラックスさせて尿道を緩めてくれる薬
第一選択薬とも言われてます、即効性もあり。

 

α還元酵素阻害薬は
前立腺を小さくする、前立腺肥大を治す薬です。
だけど効き目は長くかかり、1か月以上はかかるとも言われてます。

 

前立腺肥大の治療で思わぬことになったケース

鈴木さん57歳、おしっこが終わるまでに時間がかかるのが悩み。
既に前立腺肥大症と言われてます、そして治療薬を飲むと
変化はあって、おしっこの出に関してはかなり勢いがいいと。

  

お薬で前立腺の調子がよくはなったんですが、新たな悩みが・・・
それは射精ができないと(笑)
実はα1遮断薬は、副作用で射精障害を起こすようなんです。

  

そこで鈴木さんは恥ずかしながら、クリニックへいき
事情を報告、そして新しい薬でタダラフィルという薬を
使ったら、性機能障害は改善されたそうです。

 

タダラフィルの副作用として
ほてり 頭痛 筋肉痛 消化不良などがあります。

 

男として生殖器が衰えるのってかなりショックですからね。
前立腺には注意したいですね、以上となります。