チョイスかわら版

NHKで放送されているチョイスの特集を記事にしています。

昼間の眠気に隠されている重大な病とは?

健康関連の番組の最新情報がこのサイトに

あるので、よかったら覗いてみてください

文章は下手なとこあるけど、わかりやすく伝えようと

しているとは思います(笑)

健康関連番組の紹介ブログ

4月4日放送、昼間の眠気の特集をまとめました。
よろしければご覧ください。

目次

 

 

人生の3分の1は眠っていると言われています、なので質のいい
睡眠をとりたいですよね、だけどいつも質のいい睡眠をとれる
わけでもないし、ふとした時に襲ってくる眠気、これって実は
大きな病が隠されているかもしれないんです。
大まかに3つの睡眠の形に分けて紹介していきます。

 

 

昼間の眠気といびき

症例の紹介です。
Oさんは、昼間に強い眠気があり昼寝ができるスペースが
あったので寝ていました。

 

 

ですが眠気だけではなく、頭痛にも悩まされるように。
Oさんは片頭痛持ち、朝起きると痛く、そしてお薬は仕事場にも
常に持ち歩いている状態。

 

 

時間帯に関係なく片頭痛が起きる状態で、ある日出張で同僚と
一緒に寝ていると突然起こされて、同僚の方に
「どうした!息が止まっているぞ!」と言われたそうです。
死んでしまったのかと思って起こしたそう。

 

 

そしてお医者さんへ行くと専門的な検査を受けるように言われ
後日PSG検査(終夜睡眠ポリソムノグラフィ)というのを受けることに。
これは簡単にいうと、頭から足の先までにセンサーを付けてそのまま
眠ってもらい、筋肉や呼吸の動きなどを見るという検査です。

 

 

そして診断の結果、Oさんは睡眠時無呼吸症候群という病にかかって
いることが発覚、寝ている間頻繁に呼吸が止まる状態のことを言います。
原因はのどの筋肉、寝ている間に筋肉がゆるんで舌の根元や扁桃腺が
喉の呼吸の通り道をふさいでしまい呼吸が止まるということ。

 

 

身体は酸欠状態になってしまい、様々な病気の誘発にもなります。
・不整脈
・高血圧
・心不全
・逆流性食道炎
・脳梗塞
・心筋梗塞

という病になってしまう可能性があり、また認知症との合併もあるとのこと。
あらゆる病気を誘発してしまうというのは怖いですね・・・

 

 

病気が発覚したOさんの治療法は?

カバンから何やら器械を取り出し、その器械についているノズルのついた
マスクのようなものを鼻に装着して眠りました。
これはCPAP治療というもの。

 

 

CPAP治療というのは寝ている間に鼻から空気を送り込んでくれます。
そうするとどうなるか?
空気の力で気道を持ち上げて呼吸をしやすくします。
3か月ほど治療をして頭痛、そして呼吸が止まるというのはなくなったそうです。

 

 

昼間に出ていた片頭痛も問題なくなったり

いびきの音の大きさも小さくなったと。
そして昼間の仮眠もなくなったみたいですよ。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の推定患者数ですが、500万人から1000万人と言われてます。
倍くらいになると、国民病になりそうだなこりゃ・・・・
改めて睡眠時無呼吸症候群の原因です。

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それと身体を横に向けると無呼吸が治まる人がいるんですが
それは軽度の症状の方のようです。
ですが実際に横むいたままずっと眠ることなんてできないですし
また仰向けに眠ったり体位を変えることでしょうから
いずれ治療は必要になると。

 

 

また睡眠時に空気が通らない状態になると胸がバクバクとみても
わかるように胸が盛り上がるときがあります。
体がなんとか呼吸を再開しようとしているんですができない。
これを奇異呼吸(きいこきゅう)といいます。
これは閉塞時睡眠時無呼吸症候群の典型的な特徴のようです
なので睡眠時体力を消耗してしまい、昼間眠くなるということなんですね。

 

 

それと睡眠時って血圧が下がっていくんですが、無呼吸症候群に
なっている人は血圧が上昇するんです。

 

 

重症化すると1時間に呼吸が50回、60回止まるという人も。
一晩に換算すると400回位止まるという状態に!
肥満の方がかかりやすいと言われてるので、生活習慣の改善を。
軽度の方の場合は、マウスピース治療というのもあります。
睡眠時にマウスピースを付けると気道が少し広がるようです。

 

 

あとこういうマウスピースや先ほどのCPAP治療というのは
病気になるとずっとやり続けないといけないのか?っていう
疑問があるかもしれませんけど、そういうことはないです。

 

 

治療をして問題がなくなれば取り外して寝ることも可能です。
また体重が1割減ると、無呼吸になるリスクは3割ダウンするといわれてます。

 

 

最後に治療費用ですけど、こうなっています。

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マウスピースが意外と高いですね~

 

 

今回のOさんの場合ってたまたま同僚が隣で寝ていて病に
気づくことが出来ましたけど、独り身の方の場合って
なかなか気づけませんよね。

 

 

睡眠時無呼吸症候群が疑われる症状というのがありまして
・頭痛
・寝汗
・夜間の頻尿
・高血圧

という事があると一度病院へ行くのがいいかもしれません。

 

 

昼間の眠気と不快感

事例の紹介。
Yさんは通勤の時に必ずと言っていいほど乗り過ごしていました。
これではだめだという事で車通勤に変えると今度は眠気のせいで
事故を起こしてしまいました、軽く当たっただけで事なきを得ました。

 

 

睡眠時の不快感、最初は何だか眠れないな~からはじまり
それがひどくなっていき、布団に入ると足がむずがゆくなったり
という不快感がひどくなり病院へ。

 

 

診察を受けて睡眠薬をもらいましたがこれは効果なし。
だけどほかの科を受診したりしましたがそこでも問題なし。
一体何が原因なんでしょうか・・・

 

 

症状は悪化していく一方です・・・そこでYさんはどうしたかというと
まずは自分の症状を調べある医師の元へ。
阪南病院の精神科医、黒田健治先生です。

 

 

診察をして布団に入ると不快感があるという事で普通の不眠症では
ないだろうと推測、1晩泊まって原因を突き止めることに。
PSG検査を受け発覚したのは足の筋肉の異常な収縮。
寝ている間になんと400回も収縮を繰り返していたんだとか!

 

 

これはむずむず脚症候群という病気なんです。
脳の中で神経伝達の物質の働きが悪くなるのが原因とされています。
なので治療法というのは、神経伝達物質の働きをよくするところから始まります。

 

 

Yさんは薬を飲むとよく眠れるようになりまして、1日で劇的に
症状が改善されたとのことです、今現在不快感に悩まされることも
なくなったそうです。

 

 

むずむず脚症候群に悩まされている人がどういう言葉を使って
足の状態を表現するのか、こうなっています。

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症状の言い方は様々ですよね。

 

 

またむずむず脚症候群は月に2回程上記の症状があると慢性化といわれ
ほっしゃんはそれが週に2回という話をしていました。
昼間の生活に影響はないか?と聞かれたところ
昼間に瞬間的に眠ってしまったりという事が頻繁にあるようです。

 

 

重症化した人の場合は精神的にもまいってしまい、うつ状態に
なったりする場合もあるんですって。

 

 

どこの科を受診すればいいのか?
睡眠科、神経内科、精神科などへ受診するのがいいと。
まだまだ新しい病気という位置づけなので、潜在的な患者さんも
多いかもしれませんね。

 

 

眠気と脱力

症例の紹介。
Wさんは高校生の頃から眠気に襲われる病と闘っています。
最初におかしいなと思ったのが高校生の頃、集中していると
眠気に襲われることがあると、症状がひどくなると
授業が始まると眠ってしまい、目が覚めると授業は終わっていたと。

 

 

どういうときに眠ってしまうのかというと、集中して何か作業をして
学生だから勉強ですよね、それが一段落するとふっと
眠りに落ちたりするそうです。

 

 

他にも、たくさん笑ったり驚かされたりすると

体から力が抜けてしまい、だら~んとなったりすることも

これは不思議な感じですよね。

 

 

そこで病院へ行くと、不眠症と診断されて睡眠薬を処方されますが
一向に改善の兆しがなくて、今度はPSG検査をすることに。
その結果・・・ナルコレプシーという病。

 

 

ナルコレプシーというのは脳に原因がある病とされていて
脳の睡眠と覚醒をコントロールする場所があり
ナルコレプシーはこのコントロールがうまくいかない病。
なので驚かされたりすると、いきなり体が眠りの状態に
なったりするという事のようです。

 

 

ナルコレプシーの治療法は
・覚醒を促す薬
・身体が眠りの状態に入るのを抑える薬

を使って治療をするようです。

 

 

お薬を飲んでYさんは日中の眠気がなくなり、突然の
発作でがたっと力が抜けることもコントロールできるように
なったようです。

 

 

改めてナルコレプシーの症状ですが

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酷い人では1日に15回も起こったりするようです。
人によっては足の力が入らない、腰が立たない、また
顔に力が入らなくなり、しゃべれなくなるなど。

 

 

ナルコレプシーは脳波を調べればわかります。
子供の場合は、怠けていると思われて病気の発見が
遅れてしまうケースがあるんですって、気を付けたいですね。
大人だけの病ではないという事を覚えておくといいかも。
もし、上記の症状がうちの子供に当てはまってる・・・っていう
事あるかもしれませんからね。

 

 

注意すべき睡眠の目安とは?

睡眠時間が7時間から8時間取れていて、それでも眠気があるときは

病気の可能性があると、言われてます。
気になる場合は、病院へ行かれるといいです。
特にPSG検査は睡眠の全てがわかる感じなので、睡眠の事で
気になる場合は検査をしてみるのがいいですね。

 

 

むずむず脚症候群のYさん、病気にかかってからホームページを
立ち上げて同じ病気で苦しんでいる方に
自分の体験談、経験談をホームページに掲載しそして
この病気を知ってもらう活動などもしているんですって、素晴らしいことですね!
以上です、読んでいただきありがとうございました。